hijaiのブログ

沖縄、日本、世界の情勢や芸術について自由に意見するぞー

資本主義を帝国主義とするマルクス主義の妄想

資本主義を帝国主義とするマルクス主義の妄想


帝国主義とは支配する植民地を拡大していくことである。支配した植民地を搾取して富をわがものとして優雅な生活をする。それが帝国主義である。ところがルクスの資本論を新解釈したという斎藤幸平氏は「大量生産・大量消費型を『帝国的生活様式』と決めつけている。それはおかしい。
大量に生産できれば商品の価格を安くすることができる。安ければ多くの市民が買うことができる。だから、大量消費する。大量生産、大量消費は労働者の生活を豊かにする。帝国的生活とは庶民が手に入らない高価な品物を手に入れて庶民にはできない優雅な生活をすることである。少量生産の高価な商品を支配階級が少量消費するのが帝国的生活様式である。


ザワツク金曜日で食品などを機械で生産するのを上映しながら商品名を当てるというゲームがある。映像を見て驚いた。以前は人間の手でしか生産できないような食品を機械で生産できるようになっている。機械生産がこれほどまでに発達しているとは思わなかった。素晴らしいことである。大量生産することによって価格が安くなり、日本国民に安く売るようになった。国民生活が豊かになった。
スーパーは大型化が進み、レジもコンピューター化が進んで人件コストが下がった。それによって商品の低価格化が進んだ。
資本主義は市民の生活を豊かにしていくのである。マルクス主義の斎藤氏はこの事実にソッポを向いている。


斎藤氏は大量生産・大量消費型は『帝国的生活様式』であると彼の本「人新世」で主張しているという。この生活様式は、資本主義社会がもたらす格差によって成り立っていると彼は述べている。斎藤氏は資本主義を理解していない。
斎藤氏は資本主義=帝国主義という考えである。これがマルクス主義の基本であるし、共産党も同じである。マルクス主義は、米国は資本主義だから帝国主義と決めつけて、敵視している。米国で注目すべきことは経済は自由市場の資本主義であり、政治は代議制の民主主義国家である。米国は政治と経済は分業化している。経営者が直接政治を行うことはでないし、政治家が直接経営に携わることもできない。ホテル王であるトランプ氏が大統領選挙に立候補した時、彼は社長の座から退いた。民主主義国家の日本も米湖と同じように政治と経済派分業化している。日米は同じである。民主主義国家が政治と経済が融合している帝国主義であるはずがない。社会主義国家の中国は政治が経済を支配している。帝国主義と同じである。


マルクス主義は米国、日本が国民主権の民主主義国家であることを口にしない。資本主義であることだけを口する。日米が民主主義国家であることを容認すればマルクス主義の帝国主義の主張が根底から崩れる。崩れないために民主主義を口にしないのである。国民の支持によって存在する自民党の内閣であるのにマルクス主義は自民党内閣を権力者と決めつけ、あたかも独裁政権であるように批判する。国民に選ばれたないんくであるとは絶対にみなさないのがマルクス主義である。


資本主義米国は経済発展したが社会主義ソ連は1991年に崩壊した。崩壊した最大の原因は経済の破綻だった。資本主義は経済を発展させ、社会主義経済を破綻させる。それが真実であることが1991年にはっきりしたのである。しかし、マルクス主義はこの真実に目を背ける。中国も市場経済を禁止し、習近平独裁が支配するようになった。だから、中国経済は経済成長が下がっている。
ソ連崩壊、日米の民主主義+資本主義による経済発展に目を背けて資本主義=帝国主義の妄想世界に生きているのがマルクス主義である。


斎藤氏が指摘するように先進国での便利で豊かな生活を維持するために、発展途上国の弱い立場の人々に温暖化のしわ寄せがいく仕組みになっていることは確かである。途上国も今後は経済発展をしていくだろう。温暖化の問題は解決するのが難しい問題である。地球規模で温暖化を防ぐ研究を取り組む必要がある。
ただし、斎藤氏が主張がするように資本主義だけが温暖化の犯人ではない。二酸化排出1位中国である。中国は資本主義国ではない。温暖化を資本だけのせいにしているマルクス主義者斎藤氏は間違っている。マルクス主義者は社会主義中国を庇っている。卑怯である。


温暖化問題は経済発展する資本主義とは深い関係があるがマルクスの資本論とは関係がない。関係ないのに関係あるように見せかけて資本主義を非難する口実にしているのが斎藤氏である。斎藤氏はソ連が崩壊した時にマルクス主義を卒業するべきであった。