hijaiのブログ

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維新の会と立憲民主共闘の第二の壁は共産党

維新の会と立憲民主共闘の第二の壁は共産党


泉健太代表は連合の芳野友子会長に、維新の会と共闘することと共産党とは距離を置く方針であると言った。連合は維新の会を嫌っているし共産党とは犬猿の仲である。連合が維新の会を嫌っているのは連合に加盟する日教組が大阪で維新に弱体化させられたからである。大阪の自治労組も弱体化させられた。連合加盟の日教組、自治労が維新の会によって弱体化させられたから吉野連合会長は維新の会を嫌っている。維新以上に嫌っているのが共産党である。
泉代表は共産と距離を置く意思を改めて伝え、維新との「共闘」に理解を得ようと芳野氏に説明した。泉氏が強調したのは維新との「共闘」をきっかけに、野党勢力を結集して政権交代を目指すことだった。泉代表の説明に吉野会長は、
「それは政党が判断することですが、その枠組みに共産が入ることは容認できません」
と言った。維新については触れなかったという。ということは維新との共闘は暗黙の了承である。共産党との共闘は容認しなかった。共産党を徹底して嫌っている吉野会長である。吉野会長が共闘するのに反対した共産党と選挙共闘したのが枝野前代表である。枝野前代表は維新の会ではなく共産党と共闘したのである。
 立憲民主党は枝野氏が代表の時は維新の会を嫌い共産党と共闘し、泉氏が代表になると共産党を嫌い維新の会と共闘した。水と油である維新の会と共産党を代表によって共闘する政党を代えたのが立憲民主である。普通ならあり得ないことである。しかし、立憲民主党はやったのである。原因は立憲民主の体質にある。立憲民主は保守と左翼が併存しているのだ。だから、立憲民主内の保守系は維新と接近し、左翼は共産党と接近するのである。立憲内では保守と左翼がまだ融合をしていない。


 泉代表の維新の会との共闘に対してすぐに共産党が反発した。志位委員長がツイッターで、
「維新が『憲法9条改憲の突撃隊』となっていることは明らかであり、もしも立憲代表が憲法をめぐって維新と協力の余地ありと考えているとしたら、とんでもない考え違いというほかない。野党ならば正面から対決すべきだ」
と批判した。日本維新の会に接近する立民に対し、共産の不満が爆発したのだ。維新は第二自民党であると徹底して敵視しているのが共産党である。
 泉代表はツイッターで「憲法を『議論する』と言ったまでで、協力の余地ありなどとは一言も言っていませんが・・・。ずいぶん見当違いな認識と批判だ。敵味方をすぐに色分けし、異論は許さないという考え方こそ改められては」と応戦した。
 共産党は維新との共闘に反対して泉代表を攻撃をする。維新との共闘が進めば進むほど共産党の攻撃は激しくなる。共産党は維新と立憲民主の共闘に壁となって立ちはだかるだろう。