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立憲民主党の保守と左翼が分裂の方向に

立憲民主党の保守と左翼が分裂の方向に


立憲民主党は保守と左翼が同居している政党である。初代の枝野幸男代表は左派であったが2代目泉代表は保守系である。左翼の主導で野党連合を設立したが泉代表は野党連合とは違い、保守の維新や国民との連携を目指している。
泉代表は保守左翼関係なく野党の共通政策をまとめ、その実現を図る「ミッション(使命)型内閣」の樹立を目指している。共通政策となりうるテーマとして、教育無償化やガソリン税を一部軽減する「トリガー条項」凍結解除などを例に出し、それらの実現を目指して「ミッション型内閣を作ることができればいい」と呼び掛けている。教育無償化は維新の政策であり「トリガー条項」凍結解除は国民の政策である。これらの政策を掲げるのは維新や国民民主を意識しているからである。泉代表の「ミッション(使命)型内閣」構想は共産党が参加している野党連合とは相いれない政策である。
泉代表は、自民党派閥のパーティー収入不記載事件を背景に結集の機運が高まったと読み、野党による「ミッション型内閣」の政権構想の意義を訴えている。しかし、ミッション型内閣は思いつきに近い発想であり、一致しやすい政策に絞って結集を実現しようという点を懸念した国民民主の玉城代表は基本政策への言及は乏しいこと。とりわけ憲法に関しては消極的な姿勢が際立っていることを批判している。維新の馬場伸幸代表は、立民内で憲法や安全保障に関する考えがまとまっていないことを指摘し、まとめない限り「議論のテーブルにつくことは難しい」と断じている。
次期衆院選での立民との連携を目指す共産党も、今回の泉氏の構想には距離を置く。共産は、維新と国民民主を、自公両与党と並ぶ「悪政4党」と位置づけているからだ。志位和夫委員長は安全保障関連法廃止などを掲げる「市民連合」の要望を踏まえ立民、れいわ新選組、社民各党と事実上の政策合意を交わしたことを、野党連携の「土台」にすると表明したが、一方で「ミッション型内閣」構想には何もいわずに無視した。共産党は立憲民主を左翼が主導する政党にしようとしている。


立憲民主は泉代表の保守と野党連合参加のの左翼に分裂しているのだ。
自民党の裏金問題より立憲の分裂、共産党が主導権を握っている野党連合、維新、国民と立憲の分裂のほうが注目すべき問題である。


 マスメディアは自民党の裏金問題を派手に取り上げ、岸田政権の支持率の低さを問題にして、政権交代の可能性を話題にしている。
裏金は大した問題ではない。政治問題ではなくスキャンダルでしかない。裏金問題よりも野党の保守と左翼の分裂、立憲民主の政策のお粗末さのほうが深刻である。しかし、マスメディアは無関心である。マスメディアは政治問題よりスキャンダルが好きであるのだ。
今の立憲民主は万年野党の座にあぐらをかいている。与党になり自民党より優れた政治をやる気は全然ない。
 マスメディアはそのことを指摘して立憲民主を批判していかなければならないのに自民党のスキャンダルと政党の支持率がさがったことに目を向けるだけである