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ジャーナリストの理論では政権交代は不可能である

ジャーナリストの理論では政権交代は不可能である


岸田内閣の支持率は20%近くまで下がった。最低の支持率が続いている。


それに加えて、自民党議員の裏金問題も浮上した。自民党の支持率も最低となった。
岸田内閣支持率、裏金問題浮上をきっかけに政権交代を予測するジャーナリストが増えてきた。ジャーナリストの尾中香尚里氏は「立憲を中心とする野党集団は裏金問題で自爆する自公政権と対峙する勢力になりつつあると述べている。尾中氏は第1党の立憲が「多弱」から頭一つ抜け出して野党陣営の中核となり、求心力が高まった後に、他の中小野党が立憲に協力する形ができれば政権交代できると考えている。
岸田内閣の支持率は低い状態が続いている。それに自民党派閥の政治資金パーティーを巡る裏金問題が浮上してきて自民党の支持率も下がった。自民党と岸田政権が、予想をはるかに上回る速さで崩壊過程に入っている。一方立憲の支持率は上がり「他弱」から頭一つ抜け出した。そして、共産、社民、れいわとの共闘が進んでいる。立憲を中心とした共産、社民、れいわの4野党の共闘が政権交代を実現すると尾中氏は予測しているのである。
岸田氏の予測には決定的なミスがある。共闘する政党に維新と国民を入れていないことだ。維新は41議席あり野党第2党である。岸田氏は野党共闘政党に維新を入れていない。維新を入れないで過半数の議席を確保するのは不可能である。共産、社民、令和ではなく維新と共闘したほうが与党になれる可能性は高い。
岸田氏は現在の立憲の衆院での議席数は、増えたとはいえまだ100議席を割っていて、自前で擁立できた候補予定者も約170人しかいないことを指摘し、現在の野党4党による協力の枠組みだけでは、数の上でもスタンスの幅の上でも、自公政権に追いつける現実味を持たせることは難しいと述べている。難しいではない。不可能だ。
12月15日のブログで
「内閣支持率最低、5閣僚裏金発覚 しかし自民党は安泰」でこのことを指摘している。 
 岸田内閣の支持率は5.3ポイント急落し、17.1%になり、内閣の「危険水域」と言われる3割を2カ月連続で割り込んだ。支持率が2割を下回るのは、民主党政権が誕生する直前の9年の麻生内閣(13.4%)以来。支持しないは、71.9%だった。


「危険水域」であるのに加えて自民党の派閥で政治資金パーティーの収入の一部が、収支報告書に記載されていない裏金問題が浮上した。安倍派では議員に1,000万円を超えるキックバックがあった。安倍派の閣僚、副大臣にも裏金が渡っていた。裏金を認め4閣僚・5副大臣含む安倍派の計12人が辞表を提出した。
自民党の派閥の政治資金パーティーをめぐる問題で、東京地検特捜部は、早ければ14日にも安倍派への強制捜査に乗り出す。
支持率最低に加えて派閥の裏金騒ぎである。自民党支持率は下がり、自民党の危機状態である。マスコミでは政権交代の報道が出てきてもおかしくない状況であるのだが、政権交代を予想するニュースない。
どんなに自民党の支持率が落ちても、スキャンダルがあっても自民党は安泰なのである。自民党が野党になることはない。自民党は与党として安泰である。自民党を安泰させているのが共産党である。共産党のお陰で自民党は与党に居座ることができるのである。
共産党は自民・公明・維新・国民を「悪政四党連合」と呼んでいる。維新と国民は野党である。野党を分裂させているのが共産党であるのだ。


次の衆議院選挙に向けて市民連合が国会内で会合を開いた。立憲民主党の岡田幹事長や、共産党の小池書記局長、れいわ新選組の櫛渕共同代表、それに社民党の服部幹事長らが参加した。維新と国民は参加していない。「悪の政党」だからだ。
志位委員長は維新・国民両党は「健康保険証廃止、原発推進、難民・外国人の人権を侵害する入管法改悪など(与党の方針)に、ことごとく賛成し、改憲と戦争国家づくりをあおり、自民党、公明党とともに『悪政四党連合』をつくっている」と述べ、『悪政四党連合』は「あだ名ではなく事実だ」と述べている。市民連合も同じ考えである。だから、野党連合から除外している。
維新、国民を除外した、れいわ、社民党、立憲、共産党の4党が共産党が目指す野党連合である。野党を二つに分裂させたのが共産党である。過半数に届かない野党であるのに野党を二派に分裂させたらなおさら与党になれる可能性は低くなる。
維新と国民を除外したれいわ、社民党、立憲、共産党の4党だけで過半数取れるのは不可能である。


立憲民主党の岡田幹事長は「市民連合の政策について各党が賛意を示し、お互いに連携して政権交代を目指していくきっかけになった」と言ったらしいが苦笑してしまう。共産党、社民党と組んで過半数の議席を確保するのは不可能だ。共産党の小池書記局長は記者会見で「衆議院選挙に向けて野党間の共通の旗印が確認でき、市民と野党の共闘を再構築していく1つの大きなステップになった。選挙に向け政党間でこれからしっかり協議していく」と述べた。小池書記局長には呆れてしまう。笑ってしまう。
共産党は2議席である。社民党は1議席である。維新は41議席、国民は10議席である。共産、社民を合わせても維新の4分の1である。共産党は与党を目指すよりも左翼の結束を目指している。共産党と社民は左翼である。れいわは反自民に徹し共産党と親しい。立憲民主は保守と左翼が混ざっている。野党連合によって立憲を左翼に主導権を握らせたいのだ。与党になるよりも左翼の結集を目指したのが野党連合なのだ。野党連合は野党を分裂させた。
岸田内閣の支持率が最低になり、派閥の裏金問題で多くの閣僚が辞任追いやられて、自民党の指示率は下がったとしても自民党が与党であり続け、政権を握り続けることは確実である。自民党は共産党のお陰で与党であり続ける。共産党に感謝するべきである。
「内閣支持率最低、5閣僚裏金発覚 しかし自民党は安泰」