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なんと、米軍基地被害一番の嘉手納町が住み続けたい街ランキング全国3位である

なんと、米軍基地被害一番の嘉手納町が住み続けたい街ランキング全国3位である


大東建託は、沖縄県に居住している20歳以上の男女を対象に居住満足度調査を行い、その結果を「いい部屋ネット 街の幸福度 自治体ランキング 」を発表しました。
「街の幸福度ランキング」は、現在居住している街を5段階で評価し、その平均値を基に作成。加えて、2019年から2023年までの回答を累積・集計したものである。回答者が50人以上いる自治体を対象としている。
「街の幸福度ランキング」第一位は中頭郡北中城村であった。そして、第二位が中頭郡嘉手納町であった。嘉手納町が他の市町村を押さえて二位であることに驚いたと思う。
大東建託(東京都)は同じ方法で調査して「街の幸福度&住み続けたい街ランキング2023」の全国版も発表した。この調査で嘉手納町が全国3位になったのだ。幸福度ランキングで県内二位である嘉手納町が住み続けたい街を加えると全国で三位となったのだ。沖縄ではトップということだ。嘉手納町が幸福度トップというのは信じられないことである。



嘉手納町の土地の7割は嘉手納米軍飛行場である。住宅が嘉手納飛行場の北側に細長くなっているのが嘉手納町である。嘉手納町の北側は読谷村である。読谷村と嘉手納町の間に比謝川流れている。


嘉手納町は東洋で最大の米軍飛行場に隣接していて、米軍戦闘機の爆音がひどい。沖縄で一番米軍基地の被害を受けているのが嘉手納町である。米軍基地のほとんどは静かである。しかし、嘉手納飛行場や普天間飛行場は米軍機の離着陸の騒音がひどい。エンジン調整の爆音はとても長い。戦闘機の騒音こそが深刻な米軍基地による住民被害である。沖縄で米軍基地の被害が一番大きいのが嘉手納町であるのだ。
嘉手納町は写真で分かるようにほとんどの土地を嘉手納飛行場にとられて、比謝川と嘉手納飛行場にはさまれたわずかな細長い土地にほそぼそと住宅が密集している街である。
嘉手納町はほとんど住宅が占めている。市民が憩える広い公園はない。海岸を埋め立ててなんとか公園をつくっている。嘉手納町のほとんどは住宅で埋め尽くされ、道路は狭く、曲がりくねっている。私は嘉手納町に近い読谷村の古堅に住んでいる。嘉手納飛行場の爆音被害は嘉手納町と同じである。爆音はひどい。
毎週月曜日には南区のコミュニティーセンターの民謡教室に通っている。通って4年になる。住んでいる古堅は読谷村の南はずれであり、読谷村の商店街や飲食街から遠く離れているので読谷村より嘉手納町に慣れ親しんでいる。昔から嘉手納町についてよく知っている。嘉手納町は昔は栄えていたが次第に寂れていった。今はさびれた街というイメージがある。だから、「街の幸福度&住み続けたい街ランキングで全国3位であることに驚いている。
嘉手納飛行場の北側が嘉手納町であり、南側が北谷町である。全国第6位が北谷町である。沖縄県のみでは2位である。嘉手納飛行場に隣接している二町が幸福度は沖縄で一位と二位である。まるで嘉手納飛行場は住民に幸福を与えているみたいである。まあ幸福を与えていることはないと思うが、米軍基地が住民の幸福を奪う存在ではないことは確実である。



都道府県ごとの幸福度を10段階で回答した幸福度ランキングは、沖縄県は全国3位となった。米軍基地の被害が大きいというイメージが強い沖縄であるが、本当は米軍基地の被害は小さく、幸福度は全国でトップクラスと言うことである。米軍基地=県民不幸という図式は間違っていることを念頭に置くべきである。