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連合が絶縁した共産党が主導するオール沖縄 敗北の運命

連合が絶縁した共産党が主導するオール沖縄 敗北の運命


 共産党は「異なる社会の実現を目的に掲げる政党」であるから共産党と政策協定を結んだり、集会に参加したりした衆議院選挙の立候補者は「推薦できない」との方針を連合は明記した。連合は共産党とはっきりと絶縁したのである。
 労働団体である連合が共産党と決別したのである。決別した理由は共産党が現在の日本の議会制民主主義とは異なる社会を目的にしているからだ。異なる社会とはロシア革命でレーニンが掲げた社会主義社会のことである。連合は今の日本とは異なる社会主義社会を目的にしている共産党と絶縁したのだ。連合が絶縁した共産党の強い影響下にあるのが沖縄である。
 共産党の影響下にあるデニー知事は設計変更を承認するように最高裁が判決したのに承認しなかった。行政は司法を遵守する義務がある。守らなければ三権分立が崩壊する。知事が裁判所の判決に従わないのはあり得ないことである。あり得ないことをさせるのが共産党である。 共産党は社会主義社会を目指している。社会主義に固執している共産党は日本の法律を掲示している。日本の法律よりも共産党のイデオロギーを優先している。


 共産党のイデオロギーは辺野古移設に反対である。だから、埋め立てを認める設計変更には反対である。普通の県知事であるなら設計変更に反対であっても裁判所の判決に従って設計変更を承認する。。日本は法治主義だからだ。しかし、共産党は違う。日本の法を守ることよりもイデオロギーを優先させている。共産党は米国を否定し、沖縄の米軍基地の撤去を目指している。共産党は辺野古に普天間飛行場を移設するのに反対である。辺野古移設反対を優先させて裁判所の判決には従わないのが共産党である。共産党の影響下にあるのがオール沖縄であり、デニー知事である。デニー知事が裁判所の判決に従わなかった原因の根っこには共産党が「異なる社会の実現を目的に掲げている」ことにある。連合が共産党と決別した原因を沖縄は共産党と共有しているのである。


 共産主義が目指すのは支配者を完全に排除して労働者を解放し、自由な社会にすることである。そんな社会を目指す共産党であるなら連合は積極的に支持し、多くの国民も支持するだろう。しかし、現実は違う。連合は共産党を支持しない。国民の支持は少数であるから国会議員は少ない。
 連合が支持しないし国民の支持も非常に少ないということは共産党の政治は国民が望むことと乖離しているということである。国民を自由するのが共産党であるはずなのにそうではないから支持率が低いのである。本当の共産主義からかけ離れているのが共産党であるのだ。
 米国は共産党を政党として禁じている。禁じているのは連合が指示しない理由と同じである。米国には共産党は存在しない。沖縄を米国が統治していた時、政党として共産党を認めなかった。だから、沖縄には共産党名の政党はなかった。共産党は人民党の名称に変えた。米民政府は人民党を政党として認めた。


 共産党を創立したメンバーの一人である徳田球一は沖縄出身である。そして、人気の高かったのが瀬長亀次郎である。沖縄は共産党の支持率が高いし、沖縄の政治に大きな影響を与えてきた。
注視しなければならないのは共産党の目指すのが社会主義社会であることである。共産党は日米の議会制民主主義は否定している。共産党は日米を議会制民主主義とは言わない。資本主義という。資本主義とは資本家階級が支配している社会のことである。レーニンは国家とは支配階級が被支配階級を支配するために存在すると定義した。レーニンの理論を崇拝している共産党は米国や日本などの資本家の存在を容認している国家を資本主義と呼び、資本家階級が支配している国家と決めつけている。しかし、日米は資本家階級が支配している国家ではない。政治家を国民が選ぶ国民主権の国家である。資本家階級が結束することは許されないし、資本の独占も許されない。経済は自由競争であり、資本家が政治支配をできないのが日米である。それなのに資本家階級が労働者階級を支配しているとレーニンの理論を信じている共産党である。共産党は日米社会を理解していない。


 共産党は連合が支持しない原因を真剣に考えるべきである。そして、国民の支持が低い原因を追究し、国民が支持する政党に変革していくべきである。国民に支持されない共産主義であってはならない。
 1991年に社会主義国家ソ連は崩壊した。ところが米国は栄えている。なぜ、ソ連は崩壊し、米国は栄えているのか。共産党は真剣にその原因を追究して明らかにし、共産党を変革していくべきである。