hijaiのブログ

沖縄、日本、世界の情勢や芸術について自由に意見するぞー

10年前に「維新の会が沖縄の政治を変革する」と信じた時があった

表紙をクリックすると注文画面に




・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
10年前に「維新の会が沖縄の政治を変革する」と信じた時があった


10年前に出版した「内なる民主主義3」で「維新の会が沖縄の政治を変革」するを掲載した。大坂維新の会と沖縄の政党そうぞうが協定を結んだので維新の会の政治が沖縄でも展開されると期待した。


内なる民主主義3
維新の会が沖縄の政治を変革する


大坂維新の会と沖縄の政党そうぞうが協定を結ぶ


なんと、五月一日に橋下代表率いる大阪維新の会と沖縄の政党そうぞうが政策協定を締結した。


去年の衆院選の時、維新の会だけは辺野古移設を公約にしていた。私は「沖縄に内なる民主主義はあるか」で、普天間飛行場の閉鎖、国外移設、県外移設について客観的な事実を述べた上でそれらは実現が不可能であることを述べ、普天間飛行場は辺野古移設しかないと書いた。


  


アジア情勢や国内情況を客観的にみれば普天間飛行場は辺野古移設しかない。それはどうしようもない現実だ。しかし沖縄の政党は、基地閉鎖、国外移設、県外移設の実現不可能なことばかりを公約にしている。
沖縄の政治家は世界、アジア、国内の情勢を無視している。無視しているから実現不可能な公約を平気で掲げている。実現不可能な公約を掲げて、実現できないことを実現できるようにいうのは沖縄県民を騙していることになる。沖縄の政治家は沖縄県民を騙している、バカにしている。私はそういう思いが強かった。
国外移設を公約にするのなら、客観的に国外移設が可能である根拠を説明し、何年後に移設できるかを公表するべきである。閉鎖の場合もそうである。
県外移設が話題になって二年以上になる。本土に移設先を探す時間はたっぷりあった。もし、県外移設を公約にするなら、県外移設先を明確にし、県外移設の可能性の根拠をちゃんと説明するべきである。
ところが沖縄の政治家たちは実現の可能性を説明しないで、沖縄県民の感情であるとか県民総意だといって、普天間飛行場の閉鎖・国外移設・県外移設を呪文のように唱えるだけである。普天間飛行場問題は県民の感情や総意で解決できるような問題ではない。


橋下代表率いる維新の会は辺野古移設を公約にした。


県外移設案は持ち合わせていない、つまり県外移設は今のところできない。しかし、普天間飛行場は危険である。一日も早い危険除去をしなければならない。そのために辺野古に移設をする。辺野古に移設した後に県外移設を検討し、いずれは県外移設をするというのが橋本代表の説明だった。


本土に移設を受け入れてくれるところはないから県外移設が実現することは不可能であるが、いずれ中国は民主主義国家になる。中国が民主主義国家になれば辺野古飛行場から米軍は撤退し辺野古は民間飛行場になるというのが私の考えだ。橋本代表と考えは少し違うが、橋本代表が辺野古移設を公約にしたのは私の考えと同じだった。
沖縄の政党は嘘つきである。しかし、維新の会は正直である。その維新の会が沖縄の政党そうぞうと協定を結んだ。そして、政党そうぞうも辺野古移設を公約にした。


維新の会が沖縄の政党と協定を結び協力関係になったのは私にとって喜ばしいことである。これで維新の会の政治が沖縄に浸透する可能性が出てきた。維新の会の政治が浸透すれば沖縄の政治も変革していくだろう。私はそう思っている。
        内なる民主主義3
 残念ながら維新の会の政治が沖縄に浸透することはなかった。沖縄の政治は変革しなかった。
沖縄の政治は沖縄の政治家が立ち上がって改革に真剣に取り組まなければ変革しないということをこれまでの10年間で知った。
 大坂維新の会と協定を結んだ政党そうぞうであったが、維新の会の政策を沖縄で実施する努力はしなかった。辺野古移設の推進運動は全然しなかった。沖縄では維新の会は無風だった。沖縄には橋下氏のような政治家はいなかったのだ。残念である。