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野党五党大同団結から4年 すでに破綻 維新の会は飛躍 原因は


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野党五党大同団結から4年 すでに破綻 維新の会は飛躍 原因は 


2019年6月に「内なる民主主義20」に「野党五党の政策連合オールジャパンと共生は破綻する」を掲載した。
野党は大同団結をした。総決起集会に参加した政党は、立憲民主党、国民民主党、共産党、社民党、自由党とほとんどの野党が参加した。総決起集会の登壇者は、
開会挨拶 原中勝征(前日本医師会会長)
基調講演 鳩山友紀夫(元内閣総理大臣)
特別ゲスト 玉城デニー(沖縄県知事)
立憲民主党 川内博史衆議院議員
日本共産党 宮本徹衆議院議員
自由党 山本太郎参議院議員
国民民主党 原口一博衆議院議員
社会民主党吉田忠智元参議院議員
藤田幸久参議院議員
山田正彦元農林水産大臣(顧問、運営委員)
多々良哲「みんなで決める会」代表
田中重仁「市民が野党をつなぐ埼玉の会」共同代 

ソーヤー海Tokyo Urban Permaculture主宰者(共生革命家)



本当の問題は立憲民主、国民民主、共産党、自由党、社民党の野党五党が共闘できるか否かではない。共闘したとして政権与党になれる議席を得るほどに国民の支持を得ることができるかどうかである。国民の支持を得ることができなければ共闘する価値がない。
もっと重要な問題がある。野党5党で政権を取ったとして、政権を維持できるか否かである。政権を維持できなければ共闘する価値がない。
 2009年に民主党が総議席の3分の2に迫る308議席を獲得して圧勝した。しかし。民主党政権は2年も持たずに崩壊した。野党5党の共闘が民主党と似ていれば、例え政権党になれたとしても崩壊してしまう。民主党崩壊の原因を克服した野党連合でない限り連合をつくる価値はない。


野党の大同団結の崩壊を予言する一方、維新の会の躍進を予言した。「二大政党は野党五党共闘からではなく大阪維新の会から」である。
大阪で見えた二大政党の可能性
維新の会の大阪改革


〇公立高校無償化」に加え、「私立高校の無償化」(府内全域)
〇中学塾代助成制度。
〇段階的幼児教育無償化。
〇中学3年までの医療費無料化。
〇授業用タブレット端末導入と教室のクーラー設置。〇教員の初任給大幅引き上げ。
〇日本初の市立中高一貫校開設。


※「思想や良心の自由を」根拠にして卒業式や入学式などで日教組の教員が起立しないのに対して維新の会は「教員は公務員であり、起立国歌斉唱は公務である」と国旗国歌条例を公布した。府教委は国歌斉唱時に起立しなかった教員を国旗国歌条例を理由に戒告の懲戒処分にした。


 大阪府立の高校、支援学校の教諭と元教諭計7人が府に処分取り消しと慰謝料を求めた訴訟の判決では処分を適法と判断して請求を棄却した。維新の会が日教組に法廷闘争で勝利したのである。
※校内人事の決定を教員の多数決で決めていたのを府教委は「校長の権限を制限してはならない」と教員による校内人事選挙禁止を通知して、人事権を教員から校長に移し。校長の指揮・監督権を強化した。
〇異次元の保育所整備で、待機児童数を過去最低の37人にした。
〇認可保育所の大幅増設による保育所入所枠9000人増。
※維新の会は待機児童問題解決より「幼児教育無償化」を優先させている安倍政権よりも、より大胆な政策を打ち出し、実行している。
〇日本初の公営地下鉄を民営化。
〇水道料金値下げ。
〇特別養護老人ホームに入居できない待機高齢者ゼロにした。
〇独り暮らしや寝たきりの高齢者見守り事業。


※維新の会は住民の生活や高齢化社会に対応する政策も実行した。


〇府・市の枠を取り払った大阪観光局が推進する観光政策による、観光業の急拡大。
〇医薬品産業を大阪のメイン産業の1つと位置付けた成長戦略。
〇統合リゾート(IR)の誘致。
〇2025年の大阪万博の開催決定。


※維新の会は国ではなかなか進まない成長戦略にも積極的である。


自民党を超えた大阪改革によって保守政党である維新の会は選挙で大勝した。大阪維新の大勝こそが二 大政党は保守の政党によって実現することを示したものである。北海道知事選では自民党VS立憲民主、国民民主、共産、自由、社民であったが、自民党の立候補が当選した。左翼が強い北海道であるが保守自民党に陥落したのである。ところが大阪では自民党、野党五党連合が維新の会に敗北した。このことは新しい革新的な保守を大阪の市民が求めていることを示したのである。


2009年に、民主党が衆院選で300議席を超えて自民党に圧勝して政権を握った時に、日本も待ちに待った二大政党時代に突入すると期待していた。民主党の政策を支持していたわけではなかったが、民主党には自民党と政権を争う政党になってほしかった。しかし、期待は裏切られた。民主党政権は二年さえ持たず、再び自民党政権になった。民主党の下野はとても残念だった。それでも政党の体制を立て直し、再び政権の座につくことを期待したがそうではなかった。民主党は分裂して弱体化していった。300議席も獲得した民主党がなぜ二年しか持たなかったのかを調べていくと原因がわかった。
原因は民主党の議員は旧社会党の左翼議員と保守議員の混合であった。:民主党から分裂した立憲民主党は旧社会党の議員が主流である、民主党時代の旧社会党の左派議員の存在が民主党を政権の座から崩れ落ちた原因であった。旧社会党、共産党の議員が居れば政権を握っても民主党のように崩壊する運命にある。もし、共産党を加えた五野党の連合が再び政権を握ったとしても民主党のようになるだけなのだ。政権党になれるのは左翼政党を排除した保守の政党でなければならない。そのことを実証したのが民主党の崩壊である。
維新の会は10年も大阪府、大阪市で政権を握り続け大阪府民の支持はますます高まっている。維新の会のような革新的な保守が政権を取れば民主党のように崩壊することはない。


保守は時代の流れを進んでいる。しかし、左翼は時代の流れに取り残されている。国民は民主党の崩壊で保守と左翼の連合を信じなくなった。保守と左翼の連合が勝利するのは民主党で終わったのだ。
大阪の維新の会の大勝は二大政党は革新的な保守と自民党によって成り立つことを確信させるものである。
共産党、旧社会党左翼への支持は衰退し続けていることを保守系の野党政治家は早く気付くべきだ、左翼と決別して維新の会のような革新的な保守政党をつくることが政権党になれる道である。  
          「内なる民主主義20」


 野党五党大同団結の破綻の最大原因は左翼と保守が混合したことと、左翼への国民の支持が下がっていったことである。保守の維新の会の支持率は上がった。
 保守の維新の会の支持率アップと左翼の支持率ダウンの原因を検討するべきである。