hijaiのブログ

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新しい入管法ならウィシュマさんは死ななかった

新しい入管法ならウィシュマさんは死ななかった


スリランカ人女性ウィシュマ・サンダマリさんは新しい入管法が施行されていたら死んでいなかった。今の入管法であったから死亡した。
ウィシュマさんは「不法残留者」(超過滞在、オーバーステイ)だった。来日から約3年2カ月が経った2020年8月19日、ウィシュマさんは、静岡県内の交番に出頭した。それまでの約1年半は在留資格を失っていた。それに、所在不明になっていた。
ウィシュマさんは大学で日本語を学ぶ目的で日本に来ていた。留学が在留資格だった。しかし、日本語学校を辞めた。その時点で在留資格はなくなったのである。ところがウィシュマさんは所在不明になった。ウィシュマさんは不法残留者だったのだ。不法残留者だから強制退去するのが当然である。しかし、日本入管法は本人がなんらかの理由をつけて日本残留を主張すれば強制退去をさせることができない。退去はしないで長期収容をする。日本の入管法では在留資格がなくても強制退去させることができないのだ。ウィシュマさんは帰国を拒んだので長期収容された。長期収容されていた時に死んだ。長期収容しないで、帰国していれば寺宝することはなかった。


入管法の改正案は、不法滞在などで強制退去を命じられても本国送還を拒む人の長期収容の解消が狙いである。3回目の難民申請以降は「難民認定すべき相当の理由」を示さなければ送還する。改正案が施行されていたらウィシュマさんは死亡しなかったのだ。


ウィシュマさんの死は出入国在留管理庁の健康管理に問題があると主張しているが、強制送還していれば長期収容はなかった。長期収容しなければウィシュマさんは死亡しなかったのだ。