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社会主義は破綻する運命であることをソ連崩壊ではっきりした それを解明した専門家がいない日本

社会主義は破綻する運命であることをソ連崩壊ではっきりした それを解明した専門家がいない日本


地方選で維新の会が目標をはるかに上回る774議席を獲得し、衆議院補選でも野党で唯一維新の会が当選した。維新の会の予想以上の勝利にマスコミは評価を一変させた。維新は大阪の地方政党であるという判断から全国的な政党になったとマスコミはいうようになった。世論調査では維新が立憲民主党より支持率が上がった。次の衆議院選では維新の会が野党第一党になるだろうというマスコミが増えた。


最新の世論調査では、岸田文雄内閣の支持率はうなぎ上り。対する野党第一党の立憲民主党は、政党支持率が下落傾向にあり、日本維新の会に逆転されるケースが目立っている。
〇一般的に見れば、立憲のアシストオウンゴールである。・サル蛮族発言・うな丼発言追及などのしょうもない事で株を下げた。
〇「危機感も緊張感もない政党に日本の政治を担わせてよいのか」と、日本国民の多くがそう考えた結果が、今の立憲の支持率だ。
〇立憲は危機感、緊張感ない。進歩がない。期待しない。救いようがない。


共産党と立民への批判が多くなった。しかし、両党が左翼であることを指摘して批判するマスコミはない。
立民が大勢を立て直し、第一党を守るという専門家もいる。そして、野党が結束して二大政党になるという専門家もいる。
二大政党になれない原因は立憲内の左翼と共産党にある。戦後75年間二大政党にならなかったのは旧社会党や共産党が左翼政党であったからである。そのことを指摘するマスコミはいない。専門家もいないようだ。


左翼の原点は社会主義である。社会主義国家はロシア革命で誕生した。ロシア革命でレーニンは米国のような資本家が自由である議会制民主主義を否定し、資本家を排除した社会主義国家を樹立した。社会主義は労働者が解放された社会であると信じた人たちが戦前に共産党を結成した。戦後はソ連や北朝鮮が理想の国家であると信じた連中が社会党を結成した。
社会主義とは「生産手段の社会的共有・管理によって平等な社会」である。資本を資本家ではなく労働者が所有し管理するのが社会主義である。労働者は資本家に搾取されないで働いた分だけ収入がある。労働者にとって理想であるのが社会主義である。理論ではそうである。
共産主義をわかりやすくいうと、資本や財産をみんなで共有する平等な社会体制のこと。土地や財産などはすべて国のものとなり、みんなで共有する。生産されたものもみんなのものとなり、均等に分配するというのが共産主義である。


社会主義とは生産手段の社会的共有・管理によって平等な社会を実現しようとする思想・運動。マルクス主義では、資本主義から共産主義へと続く第一段階として社会が社会主義体制である。社会主義社会では各人が能力に応じて働き、働きに応じて分配を受ける。1917年のロシア革命により、1922年に世界初の社会主義国家としてソビエト社会主義共和国連邦が成立した。
社会主義は、共産主義を実現するための前段階という考え方であり、共産主義は社会主義思想の理想形である。共産党が最終的に実現したいのが共産社会である。その前段階の社会主義であるが、現在は社会主義に前段階の民主主義社会を目指している。


資本主義とは生産手段を資本として私有する民間の資本家が、自己の労働力以外に売るものを持たない労働者から労働力を商品として買い、それを上回る価値を持つ商品を生産して利潤を得る経済構造である。資本主義社会は資本家が労働者を搾取して莫大な利益を得る社会である。


社会主義と資本主義の違いとは
社会主義と資本主義のもっとも大きな違いは、個
人が資本を持てるかどうかという点である。社会主義では資本は国のものであり、個人が持つことはできない。しかし資本主義では個人が資本を持つことができる。社会主義では平等な社会になる。資本主義社会ではお金持ちはさらに富を増やし、そうでない貧しい人も生まれ格差が広がる。


ネットで調べたのを要約した資本主義と社会主義である。
労働者なら資本家に搾取されない社会主義を選ぶ。資本主義と社会主義の違いを認識している政治家が共産党、立憲民主の左翼である。彼らは労働者を資本家から解放することを最終目的に政治活動をしている。しかし、社会主義国家ソ連は1991年に崩壊した。崩壊したということは社会主義には決定的な欠点があったということである。崩壊から30年以上も経つから崩壊した原因は解明されていると思ったが、意外にも解明されていない。おかしい。


社会主義は、なまける人が増えて経済がなかなか発展しにくいという欠点があると専門家は述べている。それが原因で超大国ソ連が崩壊したというのだろうか。確かにソ連の崩壊は経済破綻である。しかし、なまける人が増えたせいであるというのはあり得ない。社会主義は独裁政権であり、権力がとても強い。怠け者を許すような国家ではなかった。なまける労働者が増えて崩壊したとは考えられない。


社会主義の説明で非常に重要なことが抜けている。社会主義では生産手段が社会的共有・管理によって資本家が居なくなったと説明しているが資本家は本当はいなくなっていない。存在していた。民間の資本家はいなくなったが別の存在が資本家になっていた。政治家と官僚である。彼らが利益を享受していた。社会主義国家は共産党一党独裁である。共産党が資本を所有し、経営する。利益は共産党が収奪する仕組みがソ連の社会主義であった。
資本主義は民間の資本家が売り上げ拡大に集中して経営する。社会主義は政治家が政治と経営を兼業する。だから、ソ連の経済は次第に下降し、1991年にはどうしようもないほどに経済は悪化し、ソ連は崩壊したのである。


資本主義の説明でも重要なことが抜けている。資本主義では民間が資本を所有する一方、政治は資本家が行わない。政治を行うのは国民が選出した政治家が行う。社会主義は政治と経営を共産党が行うが、資本主義では政治と経営が分業化している。政治と経済が分業になっているのが資本主義である。
米国、日本などの資本主義国を正確に言うなら政治は議会制民主主義、経済は資本主義である。そして、資本家とは株主のことである。社長などの重役や役員は資本家ではなく仕事をして給料をもらう労働者である。
資本主義は民間が自由に経営し、激しい経営競争をしたから経済が発展した。ソ連は政治家が経営したから悪化した。ソ連と同じ社会主義である中国は人民解放軍が権力を握っていた時に資本主義を導入し、民間の資本家が自由に経営したから経済が世界第二位になるほどに経済成長したのである。


同じ社会主義国でありながら経済崩壊したソ連と経済発展した中国の経済政策を比べて見れば経済は資本主義にするべきであることが理解できる。ところがネットを見る限り、その事実を認め、解明した学者、専門家が見当たらない。社会主義は経済崩壊する必然性を解明していないから共産党、立憲左翼は社会主義を目指している。
安倍首相がゼロ金利にして円の価値を落とすことによって輸出を増やし、日本経済を復活させたとき、志位共産党委員長は「貧富の差が広がった」と批判したのである。経済復興は貧富の差の拡大にしか見えないのが共産党である。


社会主義のソ連は米国やイギリスなどの資本主義国より後にできた国である。資本主義より新しい国である。だから、共産党は社会主義は資本主義より新しい国であると信じている。そして、資本主義の次に社会主義になると信じている。ソ連は1613年から続いてきた封建国家のロマノフ朝を1917年に倒して一党独裁国家を樹立したのであって資本主義を倒したのではない。日本でいえば江戸幕府を倒した明治政府とソ連は同じである。
1991年にソ連が崩壊すると東ドイツ、ポーランド、ハンガリー、バルト三国などは社会主義から議会制民主義の資本主義国家になった。社会主義から資本主義なった国はあるが、資本主義から社会主義になった国はない。共産党は資本主義から社会主義になると信じている。それは共産党の幻想である。
政治は議会制民主主義であり経済は自由市場の資本主義であるのが日本である。そんな日本に政治と経済を支配する一党独裁の社会主義はやってこない。