hijaiのブログ

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崩壊した社会主義にすがりつく共産党に明日は・・・

崩壊した社会主義にすがりつく共産党に明日は・・・


共産党が目指している国家は労働者人民が直接会社の管理と運営をする社会主義国家である。労働者を搾取し貧困にする資本家を社会から排除して、労働者の自由な社会にするのが共産党の夢である。
共産党から見れば資本家が会社を所有し労働者を搾取している米国や日本は資本主義国家である。国民の選挙で政治家を選んで民主主義のようにしているが、本質は資本家が労働者を搾取している資本主義国家であると共産党は判断している。資本主義国家を倒して社会主義国家にしない限り労働者が搾取されない本当の自由な社会はやってこない。そのように考えている共産党である.創立100年前から変わらない共産党のイデオロギーである


松竹氏は共産党の議席を増やす目的で左の自民党にするのを提案した。資本主義を否定し社会主義国家を目指している共産党の党員が資本主義にどっぷりの自民党と同じ世界に立つのは絶対に許されないことである。ところが松竹氏は左の自民党を主張したのである。松竹氏は共産党に資本主義国家を認めろと主張したのと同じである。絶対に許されないことである。共産党が松竹氏を除名するのはは当然である。
松竹氏は共産党の支持率を上げて議席を増やために左自民党を提案した。松竹氏の提案を受け入れなければ共産党の議席は減るだろう。実際地方選挙で激減した。それでも共産党は松竹氏を除名をしなければならなかった。


共産党が考えている通りに資本主義の次が社会主義であるならば共産党支持者は増えていただろう。そして、資本主義を打倒できるほどの労働者が共産党に集まっていただろう。しかし、現実は違った。共産党はずっと少数であった。2000年の党員はたった38万7000人である。社会主義革命を起こすには党員が数千万人はいなければならない。資本主義の次が社会主義であるなら数千万人はいるはずである。ところが2000年は38万人だったが、2020年は27万人に減っている。結成から100年が経つのにたった27万人しか党員がいない。社会主義革命を起こすのは不可能である。社会主義革命をめざす資格が共産党にはない。というより資本主義国家の次に社会主義国家になるというのが本当なのかどうかが疑われる。


先に崩壊したのは資本主義国の米国ではなく社会主義国のソ連だった。社会主義国ソ連は1991年に崩壊した。米国などの資本主義国との戦争に負けて崩壊したのではない。戦争とは関係なくソ連は自滅したのである。ソ連崩壊は社会主義の崩壊である。ソ連は崩壊して、米国は経済が発展して自由で豊かになっていった。米国と同じ資本主義国の日本も経済は発展し国民の生活は自由で豊かになった。
日本国民は社会主義の旧社会党や共産党を与党にすることはなかった。自民党が与党であり続けた。自民党独裁と思われるほどに国民は自民党を支持し続けた。共産党、旧社会党を与党にしなかったのは結果的に国民の正しい選択であったのだ。
旧社会党や共産党が与党になっていたら、日本はソ連のように経済は行き詰まり、貧困社会になっていただろう。それが分かっていたから国民は社会党、共産党を与党にしなかったのである。


ソ連が崩壊した大きな原因は経済破綻である。社会主義は経済が発展しないで国民を貧困にすることがソ連崩壊で明らかになった。資本家を排し、労働者が中心となる社会であるはずの社会主義国家ソ連が崩壊したのである。
社会主義ソ連が崩壊した原因を追究し、社会主義を目指している共産党や旧社会党が間違っていることを指摘する理論が登場するのが当然と思うが、残念ながらそのような理論は見当たらない。
共産党は米国を資本主義というが、米国は資本主義ではない。資本経済社会ではあるが資本「主義」国家ではない。米国はブルジョア階級がプロレタリア階級を支配している国家だとレーニンは断じた。共産党はレーニンの理論を信じている。レーニンが指摘した通りであるとブルジョア階級が米国の政治を支配していることになる。米国は資本家が国の政治に直接関わることを禁じている。米国は資本主義国家ではない。議会制民主主義国家である。
米国は、国家は国民の選挙で選ばれた政治家が政治を行う。資本家は国家が定めた政治に従い経済社会の市場で活動する。
社会主義のソ連の企業は国営であり、国が管理していた。国が資本を管理していたからソ連の方が資本主義であったともいえる。国が管理したソ連経済は破綻し、国が管理しない米国の市場経済は発展したのが歴史的事実である。
共産党は資本主義と社会主義を比べて社会主義のソ連を選んだ。共産党は米国の政治と経済が別々の世界であることを理解していない。
政治を中心に見れば米国は議会制民主主義国家でありソ連は一党独裁国家である。議会制と独裁の違いも問題にするべきであるが共産党はしない。経済からみる米国は自由な市場経済であり、ソ連は国が管理する国営経済であった。米国とソ連の政治と経済の違いを正確に理解しないで社会主義革命をめざして結成した共産党である。
松竹氏は党首公選と左の自民党を目指しているが左である限り少しは議員が増えたとしても共産党は少数のままであるだろう。自民党と対峙して二大政党をつくれる政党にはなれない。


労働者の味方であるはずの共産党が労働者の最大組織である日本連合組合とは仲が悪い。連合の組合と共産党系の組合は職場、労働運動の現場で対立し日々競合し、しのぎを削っている状態である。連合の芳野友子会長は共産とは考え方が違い、相いれないと述べている。
志位氏は、維新の会を「自民党よりもより極右的な立場から自公政権を引っ張る補完勢力である。共産党は維新の会とは正面から対決し、打ち破っていくという相手だ。そういうものとして今後も明確な対応をしていきたい」と敵対視している。共産党に敵対視されるということは国民の支持率が上がることが保障されたということだ。