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デニー知事は 尖閣の平和の実現を目指し中国と対話外交を

デニー知事は 尖閣の平和の実現を目指し中国と対話外交を


 デニー知事は沖縄を平和にするには基地強化ではなく外交・対話によって平和的な緊張緩和と信頼を築くことであると主張して、県庁に地域外交室を設置し、アジアの緊張緩和に向けた県独自の外交に乗り出そうとしているのがデニー知事である。最初の対話外交に予定しているのが中国である。照屋義実副知事が、呉江浩駐日大使と面会し、中国行きのあしがかりをつくった。


 デニー知事が中国に行くのは沖縄の平和を守るための対話外交するのが目的である。尖閣の領海に中国の武装した海警局船が侵入し、尖閣で漁をすることができない。デニー知事が対話外交で解決しなくてはならない問題である。


中国軍は台湾侵攻の軍事演習をした。中国軍は尖閣に最接近した。尖閣は中国の領土であると中国は主張している。中国軍が尖閣を襲撃する可能性は否定することはできない。
デニー知事が中国との対話外交で最初にするべきは、中国船の尖閣領海侵入と止めさせて、尖閣の平和を守ることである。
玉城知事は昨年12月、「沖縄から地域の緊張緩和への貢献を図っていく」と述べ、デニー知事や副知事が中国や台湾、韓国などへ訪問し、緊張緩和の関係構築を継続したいと話した。対話外交で沖縄の平和を守るのがデニー知事の方針である。


7月に日本国際貿易促進協会(国貿促)が中国に行く。県に案内が来ている。国貿促の訪中団に参加する場合は、「主に経済復興を見据えた経済や文化交流の再開と発展などを」提案するという。デニー知事は「念頭に、今後内容を詰めていきたい」と話した。中国との対話外交の重要な課題は経済振興よりも沖縄の平和である。その中でも緊急な問題は尖閣の平和である。デニー知事が自分の方針を貫くには国貿促に同行するのではなく単独で中国に行き中国首脳と対話外交をすることである。


デニー知事が沖縄の平和を守るために中国と対話外交をやることを疑わなければならないことが起こった。ファーウェイ・ジャパン(東京都千代田区)の侯涛(ホウタオ)社長と照屋義実副知事が秘密会談をしたことである
トランプ前米政権の時に、ファーウェイは中国政府と通じていて、米国の安全保障を脅かしていることが判明した企業である。米政権は半導体をはじめとする米国の技術を使った5G関連製品のファーウェイへの輸出規制に踏み切った。バイデン米政権になるとファーウェイに対する輸出規制はますます厳しくなり、すでに禁じている半導体などに加えて全面的に米技術・製品の輸出を取りやめる措置をした。米政府が最も警戒し、取引を止めている中国企業がファーウェイである。
米政府が最も危険な企業と見ているファーウェイと県幹部、副知事は秘密会談をしたのである。秘密会談は公開すれば県民が反対するような内容であったからだろう。県が中国企業との会談を公開しなかったのはおかしい。県民のためにはならないことが話し合われた可能性がある。


デニー知事は南西諸島の自衛隊基地建設・ミサイル配備は戦争を招くと主張し、反対している。住民も不安になっていると指摘している。そのデニー知事が尖閣領海へ武装した中国船が侵入し、漁船を追いかけまわすことに対しては何も言わない。中国軍の台湾侵攻の軍事演習で与那国島を挟み、尖閣領海ぎりぎりに接近したことにも沈黙している。尖閣は中国の領土であると主張しているから尖閣に中国軍が侵攻する可能性がある。南西諸島の住民は中国軍にとても不安になったはずである。ところがデニー知事は中国軍の軍事演習に対しては沈黙している。


沖縄の平和を守るために政府の軍事強化に反対し、対話外交をしようとしているのがデニー知事である。ところが中国行きが現実的になると、ファーエイと秘密会談をやり、中国軍の台湾侵攻軍事演習にも無言である。最近のデニー知事は沖縄を守ろうとしている政府には反対し、沖縄の尖閣に侵攻している中国とは親しくしようとしているように見える。
デニー知事は沖縄の平和のために中国と対話外交をやっていくかどうか、これからのデニー知事の行動に注目しよう。