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「共産党は党是に背く者はだれであれ粛正する」と断じる現代ビジネス

「共産党は党是に背く者はだれであれ粛正する」と断じる現代ビジネス


 現代ビジネスに御田寺 圭の「異論は『認める』けど『許さない』・・・? 共産党が唱える『不寛容すぎる謎理論』への強烈な違和感」が掲載された。御田寺氏は朝日や毎日より一歩踏み込んだ共産党批判を展開している。


御田寺氏は「立場や素性をつねに明らかにしたうえで異論や反論を自由に忌憚なく呈することができうるならば、この世に内部告発など存在しない」と述べてから、共産党が「派閥・分派はつくらない」「党に敵対する行為は行わない」「党の決定に反する意見を、勝手に発表しない」などといった規律を設け、党を批判しようと試みる者を処分し、実質的に内部批判ができなくしてしまうルールを設けるのは自由だし、そのようなルールを設ける一方で「われわれは異論を許さない党ではないですよ」と公言するのもまた自由である。共産党が主張しているように憲法が結社の自由、表現の自由を保障しているからだ。共産党の主張は主張ととして認めた上で御田寺氏は「自由ではあるが、しかしながらそのような態度は現代の時代感覚とはやはりかけ離れたものである」と断じている。共産党の主張は一般的な人びとの素朴な感覚で見れば、「異論を認めない」「ご都合主義」「閉塞的」「言論の自由がない」「野党共闘の障害」といった評価を受けることは避けがたいと述べている。


共産党の論理は組織としての内的整合性を取っているが、いち党員から向けられた批判を批判ではなく「攻撃」と大仰に表現して被害者ポジションを取りながら封殺し、返す刀で「私たちは異論を認める政党です」と強弁するのは、さすがに欲張りが過ぎると述べ、共産党は堂々と「共産党は党是に背く者はだれであれ粛正する」と胸を張ってもらいたいと痛烈に皮肉っている。