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デニー知事、左翼の敗北は6年前から指摘 沖縄自民の駄目さも

デニー知事、左翼の敗北は6年前から指摘 沖縄自民の駄目さも


2016年3月15日のブログ
議会制民主主義に唾する翁長知事
翁長知事や革新をのさばらしているお粗末な沖縄自民党政治家

宮崎政久衆議院議員は安倍政権が県と暫定案で和解したことを歓迎している。宮崎議員は和解は「司法の判断に従うということは、三権分立のもと立憲民主主義により政治を行う上で妥当な進み方」であると指摘している。
翁長知事の承認取り消しは違法行為であると主張したのは安倍政権である。違法行為の訴訟を取り下げて和解することに三権分立のもとの立憲民主主義があるわけがない。立憲民主主義避けて政治取り引きにしたのが県との和解である。
 三権分立のもとの立憲民主主義にこだわるなら和解をしないで判決を待つべきであった。ところが宮崎議員は安倍政権の和解に賛同し、和解に全力を尽くすというのである。和解を支持する理由として、「辺野古訴訟和解の本質~次で裁判は終わる~」と和解することで、次の裁判ですべてが終わり、二度と裁判はないから辺野古移設はスムーズになるというのである。
 沖縄の政治家でありながら沖縄の政治をしらないのが宮崎議員である。
宮崎議員は和解の成立を歓迎するといい、その理由を「普天間飛行場の危険性除去のために国と沖縄県知事が延々と訴訟を続けることを回避し、普天間の危険性除去に向けて大きな前進になるからだ」といって、丁寧に説明している。


和解の内容を簡潔に(それでも長いが)説明しておこう。
1 国も沖縄県知事も現在提訴している訴訟をそれぞれ取り下げる。
2 国は埋立工事を直ちに中止する。
3 国は沖縄県知事に対して、埋立承認取消に対する是正の指示をする。沖縄県知事は1週間以内に国地方係争処理委員会(委員会)へ審査申出をする。
4 国と県知事は委員会が迅速な審理判断を出来るよう全面協力する。
5 委員会が是正指示を違法でないと判断した場合、沖縄県知事は1週間以内に是正指示の取消訴訟を提起する。
6 委員会が是正指示を違法と判断した場合、国が勧告に応じた措置を取らない時は、沖縄県知事は1週間以内に是正指示の取消訴訟を提起する。
7 国と沖縄県知事は、是正指示の取消訴訟が迅速に行えるよう全面的に協力する。
8 国と沖縄県知事は、是正指示の取消訴訟の判決確定まで普天間飛行場の返還及び埋立事業の円満解決に向けた協議を実施する。
9 国と沖縄県知事は、是正指示の鳥系訴訟判決確定後は、直ちに、判決に従い、その主文とそれを導く理由の主旨に沿った手続きを実施するとともに、その後も同趣旨に従って互いに協力して誠実に対応する。
 
この和解条項1~9をわかりやすくまとめれば、①今やっている裁判は双方取り下げて、②国は埋立工事を中止して、③国から知事への是正指示をした上で、④ファイナルアンサーとなる訴訟を行い、⑤訴訟の結果には国も県知事も従い、その後も協力する、⑥その一方で円満解決に向けた協議を行う、ということです。
弁護士でもある私から皆さんにお伝えしたいことがいくつかあります。
まずは、「和解に勝者も敗者もない」ということです。
和解は訴訟当事者がお互いに譲り合う「互譲の精神」で行われるものです。
どちらか一方にだけ有利な内容では互いに譲り合ったことにならないので、双方が知恵を出し合って、解決に向けて共に前進する合意が和解なのです。
では、本件でどのように「解決に向けた前進」があったのか。
それは9項に示されています。つまり、国と沖縄県知事で次の訴訟をし、その訴訟で判決確定し た後は「互いに協力して誠実に対応する」ということです。次の訴訟が最後の裁判であり、ファイナルアンサーになるということです。
次の裁判が終わった後でも、別途裁判を延々と起こせるということであれば、9項のような特殊な合意はしません。9項には、国と沖縄県知事は、「判決に従い」、「(判決の)主文及びそれを導く理由の趣旨に沿った手続きを実施する」、だけでなくて「その後も同趣旨に従って互いに協力して誠実に対応する」とあります。次の裁判で一定の判決が出れば、もう次の訴訟を起こさないということです。
延々と訴訟が続くことは国にとっても沖縄県にとっても何のメリットもない。だから、次で終わりにするため裁判所を仲介にして国と沖縄県が英知と勇気をもって合意したのが今回の和解です。
もし、このような特別な合意をしておきながら、次の訴訟で敗訴したにもかかわらず延々と訴訟を続けるというのであれば、それは即ち普天間問題を解決するためのファイナルアンサーに従わないことになり、普天間問題の解決は目的にしない行動をとるということになります。いわば、訴訟を延々と続けることが自己目的となって、反対運動をしたいから訴訟を続けると言っているようなものです。
これは誠におかしなことです。
この問題の原点は絶対に忘れてはいけない。
原点は、「普天間飛行場の固定化は絶対に認めない。普天間飛行場の危険性除去は一刻も早く実現する。」です。
そして、普天間問題は私たちの世代で解決し、次の世代に送らないことを決意しています。
常に原点に忠実であるのが県民の立場に立っているということです。
国も沖縄県知事も、次の訴訟で裁判を終えて、普天間問題の解決に向けて互いに協力し誠実に対応する。
それがこの和解の本質です。(宮崎政久オフィシャルブログ)


 非常に素晴らしい説明である。これで辺野古問題は解決すると信じてしまうような理路整然としている。しかし、このように理路整然とは進展しないのが沖縄の政治である。
 沖縄の政治家でありながら沖縄のどろどろとした沖縄の政治の現実を知らないのが宮崎政久議員である。
宮崎議員は弁護士であり法律に詳しく和解についても法的ルールにのっとって展開していくと説明しているが、違法行為がまかり通るのが沖縄の政治である。
翁長知事は埋め立て承認取り消しという違法行為をやった。違法行為を平然とやった翁長知事のしたたかさを知らないのが宮崎議員である。宮崎議員は9項を根拠に「次の裁判で一定の判決が出れば、もう次の訴訟を起こさない」と説明しているが、その判断は甘い。翁長知事や革新のことを知らない人間の説明である。
翁長知事は代執行訴訟で、承認取り消しが違法だという判決が下れば判決に従って取り消しを取り消すと約束したが、約束の発言した舌の根が乾かないうちに、判決の後に国が新たに設計変更を申し込めば全て承認をしないと発言した。それは今度の和解後の裁判で翁長知事が是正取り消し訴訟に敗北したら、是正取り消しについては取り消すが、次の国の設計変更は承認しないということである。翁長知事が設計変更を承認しなければ、国は非承認は違法であると訴訟を起こすしかない。すると国による新たな訴訟が起こる。国が8度変更申請をしたら8回の裁判が起こるということになる。それを9項で止めることはできない。違法行為ではないからだ。9項は翁長知事が指摘しているように今回の訴訟を縛るものであって、その後に起こるであろう国の申請変更を承認するかしないかの翁長知事の権限を縛るものではない。 
翁長知事は国の変更申請は承認しないとすでに宣言している。翁長知事は宮崎議員の指摘する通り、「訴訟を延々と続けることが自己目的となって、反対運動をしたいから訴訟を続ける」のである。翁長知事の行為は誠におかしいことであるが誠におかしくても辺野古工事を引き延ばしたい翁長知事は訴訟を延々と続けるのである。翁長知事が革新の支持を得るためにはそれ以外の方法はないのである。そんなことを知らない宮崎議員である。


宮崎議員は「延々と訴訟が続くことは国にとっても沖縄県にとっても何のメリットもない」と述べているが、訴訟が続き、辺野古工事が中止したり延期したりすることは革新の支持を得ることができるから翁長知事にとって大きなメリットがあるのだ。宮崎議員は弁護士であることを自負しながら「和解に勝者も敗者もない」とかっこいいことをいい、「 和解は訴訟当事者がお互いに譲り合う『互譲の精神』で行われるものです」と優等生発言をしているが、このように考える宮崎議員の政治は翁長知事、革新の政治には通用しない。宮崎議員は沖縄の政治家としてはお粗末である。


宮崎議員は本当の原点は、「普天間飛行場の固定化は絶対に認めない。普天間飛行場の危険性除去は一刻も早く実現する。」であり、この問題の原点は絶対に忘れてはいけないとこれまた優等生発言をしているが、それが本当の原点ではない。原点は普天間飛行場は県外移設、閉鎖・撤去ができないから辺野古移設が唯一であるが翁長知事、革新は違法行為をしてまで辺野古移設を妨害していることである。そのことを見抜くことができない、沖縄の政治状況を正確に把握することができていない沖縄自民党の国会議員宮崎氏である。
翁長知事や革新の違法行為をのさばらしているのは宮崎議員のようなお粗末な沖縄自民党政治家が原因である。
        議会制民主主義に唾する翁長知事
 今回の県の承認取消訴訟も最高裁で裁判の対象にさえならないという判決が出た。県が起こした訴訟は全て敗北している。違法な訴訟が勝てるわけがない。敗北は当然である。しかし、知事選ではデニー知事は当選した。違法をやり続けている左翼系が知事選では勝利したのである。


 沖縄では違法行為をする政治家が県民に選ばれるのだ。その責任は負けた自民党県連にある。県連は左翼の嘘を見抜くことができない。左翼の嘘を覆すことができない。自民県連の無知が左翼のやりたい放題を許すのである。左翼の勝手な行為を許さないのが日本の議会制民主主義・法治主義である。