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法を順守しなければならないデニー県知事が辺野古移設を阻止することはできない

法を順守しなければならないデニー県知事が辺野古移設を阻止することはできない


最高裁第1小法廷(山口厚裁判長)は8日、県側の上告を棄却する判決を言い渡した。今回の裁判所の裁決は「訴えを起こす資格がない」というものである。裁判をする価値もないということである。一審、二審でも訴訟する価値がないとの判決を下した。それなのに最高裁に上告したのである。県は一審の判決を受け入れて高裁への控訴を止めるべきであった。
訴訟を起こす価値がないと裁判所に言われたのは裁判の基本を知らないと言われたのに等しい。法律に無知なデニー知事は県民の恥である。法律の基礎を教えてくれる県の幹部は一人もいないのだろうか。


 デニー知事は最高裁に訴えを起こす資格がないと判決されたことに怒った。
「地方自治体と国が上級・下級の関係にあると言わんばかりの判断だ」と言い放ったのである。この発言はデニー知事が日本の三権分立に無知であることを吐露したに等しい。


 日本は立法、行政、司法の三権分立の国である。三権はそれぞれに独立していて支配されることはない。地方自治体と国の関係は政治の関係であり司法の問題とは関係がないことである。司法は立法機関の国会が定めた法律に沿って判決を下すだけである。裁判所は政治を論争する場ではない。法律に遵守しているか否かを論争する場である。それなのに政治を争う問題を裁判に持ち込もうしたのが県である。だから裁判所は訴訟を起こす価値がないと判決したのである。裁判所は国が上級、地方自治体が下級と判断していない。上下級と決めつけるデニー知事は裁判を侮辱しているし三権分立を侮辱している。


 県知事は法を順守する義務があるし法にがんじがらめにされている。三権分立を破ることはデニー知事にはではない。違法な訴訟をすれば裁判で負けるだけだ。辺野古移設工事に難癖をつけて裁判をしても待っているのは敗北である。辺野古移設は着実に進む。
 法に則って進めている辺野古移設をデニー知事が阻止することはできない。なぜなら法にがんじがらめにされているのが県知事なのだから。