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第8波の感染状況を調査しない専門家 だから感染予測も対策も最低



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第8波の感染状況を調査しない専門家 だから感染予測も対策も最低 


沖縄・北海道・東京のコロナ感染表である。



表を見れば北海道は明らかに第8波に入っていると分かる。東京は北海道のように感染が拡大していないが第8波に入っていると言える。しかし、沖縄はどうだろうか。感染は低いし、感染が拡大しているようには見えない。東京や北海道のように第8波に入っているとは言えないだろろう。同じ日本でありながら感染の状態が違っている。なぜ違うのか。


第8波は日本が初めて体験するコロナ感染のパターンである。この事実を専門家やマスメディアは無視している。無視しているから感染の違いを説明することができない。


第5波までは菅政権のクラスター対策班がコロナ対策をやっていた。菅政権は濃厚接触者のPCR検査を徹底し、感染が拡大すると、緊急事態宣言を実施して感染を押さえた。第6波からは岸田政権がコロナ対策をした。岸田政権は第6波の時は感染が拡大するとまん延防止等重点措置を実施して感染を押さえた。しかし、第7波の時はまん延防止を実施しないで感染拡大を放置した。そのために26万人という最高の感染拡大をやった。コロナの削減対策はなかったがコロナは26万から自然に減少していった。ただ減少はしていったが2万人以上の感染が続いた。第5波に近い感染状態が続いた。第5波を参考にすれば第7波が終息したとは言えなかった。第7波が終息しない内に再び感染が増加していった。それが第8波である。第8波は第7波までとは違う特徴がある。沖縄、東京、北海道の感染表に見られるように感染に違いがあるのだ。違いの原因は感染率にあった。
沖縄、東京、北海道の感染率を調べた。


沖縄感染率 35、5%、
東京感染率 25%、
北海道感染率 20%


感染率が30%を超えたら感染増加は止まり、次第に減っていく。そして、低い状態が続く。それがピークアウトである。感染率が高かった多くの欧米の国々の現在は感染が5万人以下のピークアウト状態になっている。感染爆発が続いた沖縄は日本で唯一のピークアウトした自治体である。
北海道は第7波以上に感染している。しかし。東京は第7波よりは感染していない。その原因は感染率の違いにある。東京は25%、北海道は20%の感染率である。5%の違いが感染を左右しているのである。
大阪府も気になったので調べた。



大阪府の感染率は25、9%だった。大阪府の感染表である。東京都と似ている。感染率が感染拡大と密接な関係があることは確実である。


第5波までは緊急事態宣言によるコロナ対策によって感染が削減されていき、感染者は少なかった。感染者が少ないので感染が始まると急激に増加した。第6波が急激に増加したのは全国的に感染者が少なかったからである。第6波の時はまん延防止の発令によって感染者を減少させていった。だから、感染拡大は押さえられた。だから、第7波は急激に感染増加した。しかし、第8波は違う。第7波で削減対策はしなかったから自然に減少した。だから、それぞれの自治体で沖縄のように感染率が高い自治体もあれば北海道のように感染率が低い自治体もある。
第8波では感染が低い自治体もあれば高い自治体もありバラバラであるのだ。だから、それぞれの自治体の感染状況に合わせてコロナ対策をするべきである。しかし、岸田政権はやらない。


沖縄県は26日、新型コロナウイルス感染症対策専門家会議(座長・国吉秀樹中部保健所長)を県庁で開いた。県の専門家会議は新型コロナとインフルエンザが同時流行することを想定している。これは沖縄県だけでなく政府と全国の専門家も同じ考えである。去年インフルエンザは流行しなかった。原因はコロナだと言われている。それに去年の12月はコロナも数百人程度で少なかった。ところが県の専門家会議は12月は1日の最多新規感染者が新型コロナが5184人、インフルが3732人になると試算している。5000人以上のコロナ感染を試算しているのは驚きである。専門家はコロナ感染表を見ていないのだろう。
これまでのコロナ感染を調べれば12月に感染が5000人以上になることは絶対にありえないことが分かる。1000人を超すかどうかである。去年を参考にすれば、インフルは流行しない。
県民を安心させるのではなく、県民に恐怖を与えているのが県の専門家会議である。残念であるが事実である。