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台湾民進党の統一地方選大敗と辺野古移設反対派の7市長選全敗は原因が同じである

台湾民進党の統一地方選大敗と辺野古移設反対派の7市長選全敗は原因が同じである


11月26日に実施された台湾統一地方選で、与党・民進党が大敗したという。今年8月に中国はペロシ・米下院議長の訪問を不満として大規模な軍事演習を行った。台湾国民が中国に危機感を抱いているニュースは何度も放映された。一つの中国に反対し中国とは対峙する姿勢の蔡英文政権の民進党が勝利すると思われていたが大敗した。民進党大敗ですぐに頭に浮かんだの辺野古移設反対派の7市長選全敗だった。


選挙で投票したのは地方の市民である。彼らは政治の専門家ではない。普通の人たちである。中国の習近平政権や米国政府が台湾とどのように関わっているかに強い関心がある人は少ない。習政権に危機感を抱き、米政府と親しくして台湾の安全を守るべきであると真剣に考えている市民は少ないだろう。それよりも今日明日の生活が豊かになることを望む市民が多い。地方選で勝利するには地方の生活を豊かにする政策が重要である。
米国から多くの議員が台湾に来て蔡英文総統と会談し、台湾の安全を守る協議を重ねた。台湾の安全のためには重要であるが、地方の人々の生活には関係のないことである。蔡総統や民進党が台湾の安全を守るために外国と協力する努力は重要なことではあるが、それだけでは地方選挙を勝つことはできない。勝つには地方に住む人々が歓迎する政治をしなければならない。
与党である民進党が敗北した原因は地方の人々が納得する政策を実施しなかったからだ。生活を豊かに政策を疎かにすれば選挙に勝てるはずがない。民進党が地方選で敗北したのは生活向上の政策を疎かにしたからである。それは沖縄県の市長選で7連敗した辺野古移設反対派左翼の敗北と同じである。


辺野古移設反対派は共産党、社民党などの左翼であり反米主義である。台湾の民進党は親米主義である。反米と親米で政治姿勢は逆であるが、主義を優先させて人々の生活を軽視していることは共通している。だから、選挙に負けたのである。
国民主権の議会制民主主義は生活を発展させる政治をしない政党が与党になることはない。それが議会制民主主義の本質である。でも、現実は頭のいい政治家でもその本質を忘れて落選する政治家は多い。特に左翼の政治家に多い。共産党、社民党は絶対に与党になれない。