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枝野幸男前代表の「消費減税の訴え間違っていた」を高く評価する

枝野幸男前代表の「消費減税の訴え間違っていた」を高く評価する


 立憲民主党の枝野幸男前代表は消費税減税について『政治的に間違いだった』と発言した。
前衆院選で、枝野前代表は新型コロナウイルス禍への対応として「時限的に消費税を5%に減税する」ことを掲げていた。枝野氏はそのことを『政治的に間違いだった』と述べたのである。介護や子育てに支援をおこなうと言いつつ一方で減税を訴える姿勢について「有権者はどっちを目指すのかわからなくなる。有権者を混乱させた」ことを枝野氏は間違いの理由にしている。


枝野氏の発言について泉健太代表は氏『党内において、それぞれの議員が自分の考え方というのは当然、持っている』として、枝野さんの発言は立憲民主党としての見解ではないと述べた。SNSでは、《立憲が議席を減らした原因はそこじゃない》《枝野氏は何を言っているのだ?》《消費税減税は、票のためじゃない。》《公約を信じて枝野氏に投票した人たちには、裏切りにしか聞こえない》と批判が多い。
私は枝野氏の『政治的に間違いだった』と発言したことを高く評価する。枝野氏が本気で与党を目指している決意を表明しているからだ。
枝野氏がいうように消費税5%にして税収を少なくする一方で介護や子育てに税金を増やすことは矛盾している。野党であるから公約にすることができるが、与党になった時に実現するのは不可能である。与党になったら公約を放棄しなければならない。そんな政党を国民が支持することはない。本気で与党を目指すなら実現可能な政策で自民党と闘うべきである。
『政治的に間違いだった』の自己批判は立憲民主全体に必要なことである。


旧統一教会の霊感商法、自民党議員との関係は国民生活とは関係がない。国民はスキャンダルとして興味があるだけである。本気で与党を目指すなら、旧統一教会問題で自民党攻撃に埋没しないことだ。


国民生活を自由に、豊かにする政策を追及することが与党になる前提である。維新の会は政策で自民党と競う政党である。維新との共闘をきっかけに立憲民主も政策で競う政党になるべきだ。


枝野幸男氏の「消費減税の訴え間違っていた」自己批判は与党を目指していることの決意として高く評価する。