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デニー知事の「辺野古移設反対」は宜野湾市、名護市の民意を差別 独裁者だ

デニー知事の「辺野古移設反対」は宜野湾市、名護市の民意を差別 独裁者だ


6月11日に行われた沖縄県知事選挙開票の結果である。
玉城デニー、無所属・現。当選。33万9767票。
佐喜真淳、無所属・新。27万4844票。
下地幹郎、無所属・新。5万3677票。


玉城デニー氏が佐喜真淳氏に6.4万票差の差をつけて当選した。下地氏の票を加算してもデニー候補の票が多い。デニー氏の圧勝である。
五分五分の状態であると思っていたがそうではなかった。私の予想をはるかに超える大差である。こんなに大差になるとは全然予想していなかった。
保守と左翼の支持率は保守が上だと思う。デニー知事が大勝したからといって左翼への支持が増えたということはあり得ない。オール沖縄から保守系は抜けたからオール沖縄の支持率は下がっている。
旧統一教会と佐喜眞氏がずぶずぶの関係であったことが明らかになったことが佐喜眞氏の支持を下げたことはあったと思う。しかし、そんなことで6万票の差になったとは思えない。6万票の大差はデニー知事の人気だと思う。祖欲、保守とか政策の違いなどは関係なく、デニー知事には個的な人気があり、それが6満票の大差の原因であると思う。
佐喜眞候補との政策の違いとは関係なくデニー知事の人気が高いことが名護市の得票で分かる。名護市では今年1月の市長選で辺野古移設に反対しない保守系の渡具知候補が辺野古移設反対を主張するオール沖縄候補に5085票の大差で勝利した。今回は知事選と同じ日に名護市議選があった。渡具知市長を支える与党系の候補が26議席の内15議席を確保した。移設容認派の圧勝であった。
市長選、市議選の結果を見れば知事選でも佐喜眞候補が多数の票を確保して圧勝するはずである。ところがそうはならなかった。県知事選では佐喜真氏の票が多かったのではなあるが、玉城デニー氏にわずか310票の差しかなかった。デニー氏は辺野古移設反対を選挙公約にしていた。名護市では辺野古移設容認の佐喜眞氏が市議選と同じように圧勝したはずなのにそうではなかった。辺野古移設反対のデニー候補が票を延ばしわずか310票の差しかなかった。デニー氏の得票が増えたのは政策を抜きにしてデニー氏の人気が高いからである。デニー氏が佐喜眞氏に6.4万票の大差をつけて当選したのは辺野古移設反対とは関係がない。デニー知事の人気の高さが原因である。デニー知事以外のオール沖縄の政治家が立候補していたら落選していただろう。
辺野古移設反対などの公約とデニー氏の勝利は関係ない。それははっきりした事実である。


県知事の「辺野古移設反対」は違法行為である。デニー知事宜野湾市、名護市の民意を弾圧 デニー独裁だ
辺野古移設反対のデニー氏が県知事選に当選したので辺野古移設反対が県の民意であるという。確かにデニー氏が当選したから県の民意は辺野古移設反対であると言える。しかし、普天間飛行場の辺野古移設についての民意はデニー氏の当選だけで決まるものではないし、県の民意だけが民意ではない。民意にも国の民意、死市町村民意と色々ある。それぞれの民意を考慮することが大切である。
普天間飛行場は宜野湾市にある。普天間飛行場の被害を直接受けているのは宜野湾市民である。沖縄県民が直接被害を受けているわけではない。直接普天間飛行場の被害を受けている宜野湾市民の民意をデニー知事は考慮するべきてある。そして、宜野湾市民が納得する対策を模索する必要がある。
普天間飛行場を移設する場所は名護市の辺野古である。辺野古移設について名護市民がどのように考えているか、移設が名護市民にどのような影響があるか、それについて名護市民はどう思っているかをデニー知事は名護市民から聞き、名護市の民意を尊重するべきである。絶対に無視してはいけない。


知事選と同じ日に宜野湾市は市長選と市議選があり、名護市では市議選があった。
宜野湾市では辺野古移設賛成が市長選、市議選で圧勝した。宜野湾市の民意は辺野古移設である。名護市議選でも辺野古移設に反対ではない市長の側の立候補が圧勝した。辺野古移設を受け入れるのが名護市の民意である。デニー知事が辺野古移設に反対するということは地元である宜野湾市と名護市の民意を無視している。地元を無視したデニー知事の辺野古移設反対であるのだ。


辺野古移設反対のデニー氏が県知事選に当選したからオール沖縄やマスメディアは沖縄の民意は辺野古移設反対であると主張し、政府の進めている辺野古飛行場建設を注視するべきだと主張している。地方自治体の民意を中央政府は無視していると岸田政権を批判している。
国全体から見れば政府が中央であり、沖縄県政は地方である。沖縄県政が移設反対を主張しても政府は「辺野古移設が唯一である」を繰り返して辺野古移設を進めているのは地方差別である。しかし、沖縄県を見れば県政が県の中央政府であり、宜野湾市、名護市は地方になる。デニー県政こそが地方差別しているのだ。デニー知事は政府が県の民意を認めろと主張するなら、デニー知事は宜野湾市と名護市の辺野古移設容認の民意を尊重するべきである。
地元である宜野湾市と名護市が辺野古移設を容認していることを認め、県民にも公表した上で辺野古移設反対を主張し、地元である宜野湾市、名護市と対立していることを県民に明らかにすることが県知事としてやるべきことである。
デニー知事は宜野湾市と名護市の民意を辺野古移設反対に変更させる努力をするべきである。宜野湾市と名護市の民意が辺野古移設容認であるうちは政府に辺野古移設中止を要求するべきではない。しかし、デニー知事は宜野湾市と名護市の民意を無視する。


デニー知事は県知事選で自分が勝利したことだけに固執している。宜野湾市と名護市の民意を完全に無視している。そんなデニー知事だから辺野古飛行場建設について「辺野古反対で県民は1ミリもぶれずに応援してくれていることが選挙結果で証明された」と述べる。県知事選のみを絶対視している。デニー知事は自身の当選で辺野古移設反対の県民意思が示されたとの考えを強調した。
 デニー知事は政府が「辺野古移設が唯一」といって辺野古移設工事進めていることに対して「今の司法の限界、憲法を守らなくてもいいという政府、国会の限界が露呈している」と主張する。つまり、今の司法は民意を軽視しているとみているのだ。政府は仲井真元知事と島袋元名護市長との合意があるから今の司法に則って辺野古移設を進めているのだ。ところがデニー知事は知事、名護市長との合意を無視し、選挙で勝った自分の主張に従うことが正しいと主張するのだ。
辺野古移設反対のデニー知事が当選し、建設工事の中止を要求しても中止しないのは憲法違反であるというのである。デニー知事は憲法では民意が第一であり、政府が沖縄の民意に従わないのは憲法違反だというのだ。
民意には国民の民意、県の民意、市町村の民意がある。国民の民意は政府にあり、県の民意は県政にあり、市町村民意はそれぞれの市町村政にある。


 政府は辺野古移設の権限は名護市長にあったから、辺野古移設を実現するために島袋元名護市長と交渉し、島袋市長と合意した。辺野古の海の埋め立ての権限は県知事にあったから仲井真元知事と交渉して仲井真元知事の同意を得た。仲井真元知事、島袋元名護市長の合意があったから政府は辺野古移設工事を進めている。
 政府は憲法、司法に則っている。違反しているのはデニー知事である。
デニー知事の主張は合意があったとしても次の知事が反対すれば民意を根拠に合意を破棄することができると主張している。それは司法では認めていないが憲法では認めていると主張するのである。政府と前知事の合意を一方的に破棄することを憲法が認めているはずがない。司法にも憲法にも無知であるデニー知事である。呆れる。


 県知事に辺野古移設を決める権限はない。権限は名護市長にある。デニー知事が政府に辺野古移設中止を要求するのは名護市に対する越権行為である。県知事には県知事の権限がある。市長の権限はない。県知事が権限を越えて市町の権限に介入することは許されない。しかし、デニー知事は権限を越えて辺野古移設中止を政府に要求するのである。辺野古移設の権限は名護市長にある。デニー知事にあるのは埋め立ての権限である。しかし、すでに仲井真元知事が埋め立ては許可したのでデニー知事には埋め立てを中止させる権限はない。政府は無知なデニー知事に向かって「辺野古移設が唯一」と言って埋め立てを進めている。
県知事が民意を根拠に移設中止を要求するのは違法であり許されないことである。許されないことであるがそのことを指摘する政治家、学者、法律家、ジャーナリストがいないの沖縄である。いないから県民はデニー知事が辺野古移設中止を要求する権限があると思っている。


不思議なのは辺野古移設に島袋名護市長がⅤ字型滑走路に変更したことで政府と合意し、仲井真元知事が埋め立てに合意したのだから法治国家の日本では県知事が一方的に破棄できないことは明白である。このことを指摘する政治家、学者、ジャーナリストがいないことだ。
沖縄は議会制民主主義・法治主義日本の地方自治体である。県知事は日本の法を順守する義務がある。しかし、左翼の言いなりになっているデニー知事は法を順守する精神よりも左翼の反米主義を優先させている。
辺野古埋め立てが始まってから9回の訴訟があったが県が勝利したことは一度もない。今度10度目の訴訟があるが県が負けるのは確実だ。裁判は左翼の辺野古移設反対運動のアピールに利用しているだけである。敗北必死の左翼運動に貴重な県税が使われているのだ。このことを指摘するジャーナリストは一人もいない。
実は米軍は辺野古移設を嫌っている。辺野古は海の側にあり、台風が来ると飛行場に大量の海水が入ってくる。戦闘機の煙害がひどい。米軍としては辺野古に移りたくない。左翼の辺野古移設引き延ばし運動を米軍は歓迎しているだろう。辺野古移設中止になれば米軍は下がって歓迎する。左翼は米軍の味方だ。