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市民連合の4党連合への参加は立憲民主党の破綻の始まり

市民連合の4党連合への参加は立憲民主党の破綻の始まり


市民連合の呼びかけに立憲民主党の岡田幹事長は「市民連合の政策について各党が賛意を示し、お互いに連携して政権交代を目指していくきっかけになった。共通の基盤を持てたので、野党の議席を増やすため、候補者がバッティングしている選挙区を減らす努力をしていきたい」と4党連携に賛同した。
岡田幹事長の発言からは衆議院選で4党連携することになりそうだ。4党は連携しそうである。しかし、2021年の4党連携では議席を減らした。同じことが起きるかもしれない。だが岡田幹事長は4党連携に前向きである。4党連携は維新除外である。維新は悪の政党であるから4党連携には絶対に入れない。維新を除外して政権交代の可能性があると岡田幹事長は考えているのか。しかし、維新を除外して与党になることはできない。むしろ、共産党を除外して維新と連帯したほうが与党になれる可能性は高い。


岡田幹事長は維新と国民を除外した4党の連携に賛同しているが泉代表は違う。維新と国民も含めた全野党の結集を目指している。全野党の結集で政権を確保するのが泉代表の方針である。泉代表側は維新との連帯を目指している。
昨年、立憲民主の幹部は通常国会でいろんなことで維新と協調しようと三つの部会を作った。憲法、エネルギー、安保である。結論を出すのではなくて議論しましょうという提案であった。しかし、協議をはじめようとしたら左翼系からの圧力があって立憲のほうから協議を放棄した。それほどに左翼の圧力は強いのだ。
立憲は左派系の枝野幸男氏が、民進党から離脱した左派系の議員を率い、第48回衆議院議員総選挙を前に立ち上げた政党である。立ち上げた後に民進党の保守系も加入した。だから、立憲は左派と保守が混合している政党である。左翼系が強いが、代表は保守系の泉氏である。泉氏は維新との共闘を主張している。泉代表に馬場維新代表は共闘を主張する泉代表に、
「考え方がバラバラの政党とそんなことやっても時間の無駄ですよ」と泉代表を突き放した。バラバラである原因は馬場代表も知っている。バラバラである原因の左派を押さえつけろと馬場代表は言いたいのだ。


自民党のスキャンダルを批判するだけでは国民の支持をえることはできない。このことがはっきりしめされたのが2021年の衆議院選挙ある。選挙では与党の自民党は15議席を減らしたが野党の立憲民主も14議席減らした。与党の自民党が減らしたのだから野党の立憲民主は増えるはずであるが減ったのである。立憲民主で落選した議員に特徴があった。
立憲で落選したのが辻元清美氏をはじめ黒岩宇洋、今井雅人、川内博史各氏ら国会審議で政権批判やスキャンダル追及をしてきた議員であった。
辻元氏は「ソーリ!」と答弁者を指名するスタイルで有名になった。安倍晋三首相に週刊誌報道をベースに質問した。黒岩氏は野党による官僚に対する「合同ヒアリング」の中心人物。今井氏は森友学園問題などで政府を追及してきた。自民党批判の「論客」として有名であり、テレビで自民党を批判する姿が多く放映されていた。立憲の象徴的な存在である有名な議員たちが落選した。
自民党を集中的に批判していた議員たちが軒並み落ちたのである。国民が議員に求めているのは与党の自民党のスキャンダル批判でないことが2021年の衆議院で明らかになった。維新は11議席から41議席になった。30議席増えた。維新の一人勝ちである。維新は自民党批判ではなく市民生活がよくなる政策を打ち出している政党である。維新の政治を知っている関西では圧倒的に維新支持の市民が多い。
 国民の多くは自民党のスキャンダル批判にまい進する立憲の左翼や共産党より国民生活をよくする政治をする自民党、維新の会などの保守政治家を支持するのだ。


 市民連合が提案した共産党、社民党、れいわとの野党連携に参加すれば立憲民主への国民の支持は減る。4党連合参加は立憲民主の破綻の始まりである。