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辺野古移設は確実に進む 日本は議会制民主主義国家だから


沖縄内なる民主主義はあるか・捻じ曲げられた辺野古の真実
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辺野古移設は確実に進む 日本は議会制民主主義国家だから


島袋名護市長は普天間飛行場の辺野古移設に政府と合意した。仲井真知事は辺野古飛行場建設のための埋め立ての政府の要請を承認した。名護市長と仲井真知事の政府との合意で辺野古移設は決まったのである。政府は決まったことを実行しているだけだ。デニー知事は仲井真知事が承認した埋め立てを阻止しようとしているが政府と仲井真知事が合意したことをデニー知事が一方的に止めることはできない。


# 本維新の会の山下真奈良知事が前知事が進めていた数々のプロジェクトにメスを入れた。国道整備、国体開催用施設整備など12事業を「全部中止」した。前知事の政策を中止しても違法ではない。前知事が訴訟することはできない。県の予算で県内に適用する政策であれば新知事が中止することができる。しかし、沖縄県の穂辺野古のように政府の埋め立て申請を前知事が承認したら後任の知事が申請を取り消すことはできない。仲井間知事が承認した辺野古埋め立てを翁長知事、デニー知事が取り消すことはできない。翁長多事とデニー知事は知事になると直ぐに埋め立て承認を取り消した。すると政府は代執行訴訟を起こすと警告した。裁判は確実に政府が勝つ。だから、翁長全知事とデニー知事は埋め立て承認取り消しを取り消した。仲井間知事が政府の要請を承認した埋め立てをデニー知事が取り消すことはできない。


2012年に出版した「沖縄に内なる民主主義はあるか」で辺野古移設問題について書いている。


第五章 普天間飛行場の移設は辺野古しかない 


沖縄県の人口の推移/戦前の沖縄の人口は60万人が限度だった/農業中心の沖縄の人口を推計する /沖縄の人口増加は基地経済が原因/宜野湾市の戦後の経済発 展の要因/沖縄に米軍基地が存在している理由/沖縄の米軍基地強化と密接な関係がある旧ソ連圏の脅威的な拡大/沖縄の米軍基地強化と密接な関係がある中国の勢力拡大/沖縄の米軍基地強化と密接な関係があるアジアの冷戦/沖縄の米軍基地強化と密接な関係があった朝鮮戦争/普天間飛行場強化は共産主義勢力の封じ込み戦略のひとつであった/普天間飛行場の歴史 /普天間第二小学校 /普天間第二小学校の移転問題 128/普天間飛行場のクリアゾーンに人が住んでいるのは誰の責任か /普天間飛行場の移設問題/国外移設運動の歴史 135/県外移設運動の歴史/沖縄の構造的差別は本当か/構造的差別論は反戦・平和主義ではない/普天間飛行場の国外移設=グアム移設は可能か/普天間飛行場の「県外移設」は可能か/県外移設論者たちのずるさ/辺野古移設は可能か/辺野古は米軍基地を受け入れて繁栄した過去がある/今も中国・北朝鮮と周辺国との緊張状態は続いている/米軍基地があるから戦争に巻き込まれない/沖縄にヘリコプター基地は必要


辺野古移設と嘉手納飛行場以南の米軍基地の撤去、在沖海兵隊8000人のグアム移動は橋本元首相がアメリカ側の抵抗をねじ伏せて実現したことを忘れてはならない。橋本元首相は沖縄の基地負担の軽減には並々ならぬ思いがあった。ところが、嘉手納基地以南の米軍基地撤去には賛成であるが、普天間飛行場の辺野古移設には反対という、現実のアジア情勢を無視した主張のために、16年間も普天間飛行場はこう着状態が続いている。
中国が共産党一党独裁国家であり、尖閣諸島の所有権を主張し、日本の領海を中国の領海であると主張する限り、中国は脅威であり、アメリカと共同で中国の圧力を抑止する必要がある。アメリカ軍がアジアに駐留している間はヘリコプター基地は沖縄に必要である。
普天間飛行場の県外移設・国外移設は不可能であり、地元の辺野古が普天間飛行場の受け入れに賛成しているのだから、辺野古意外に移設できる場所はない。
       「沖縄に内なる民主主義はあるか」
 住宅密集地の中にある普天間飛行場を住宅のない辺野古に移設することに私は賛成だった。ところが辺野古移設反対派は嘘を並べ立てて反対した。「辺野古移設の真実」ではその嘘を暴いていった。


 日本は法治国家である。政府と県知事はキャンプ・シュワブ沿岸の埋め立てに合意した。政府と県知事の合意は法律が守る。だから、辺野古埋め立ては着実に実現していく。仲井間知事が辺野古埋め立てを承認した時に埋め立ては確実にやっていくという確信があった。翁長雄志氏が県知事になり辺野古埋め立てに反対した。県民投票で埋め立て反対票が70%を超えた。埋め立て反対が民意であった。それでも埋め立ては実現するという確信が私はあった。県民投票には法的拘束力がない。辺野古埋め立ては始まった。そして、ほとんどは埋められた。



 県民が埋め立てに反対したのは海が汚染されるという嘘を信じたからである。汚染されてサンゴは死滅し、ジュゴンや魚は辺野古の海と大浦湾から居なくなると埋め立て反対派は県民に盛んに言いはやし、言いふらした。反対派の嘘を信じた県民は埋め立て反対の投票をしたのである。写真で分かるように海は汚染されていない。反対派に騙されて埋め立て反対したのである。汚染されないことを知っていたら埋め立て反対をしなかったかもしれない。県民投票に法的拘束力があってはならないことも辺野古埋め立て賛否の県民投票は教えてくれた。


 デニー知事は県民投票を根拠に民意主張しているは移設に反対である。県民投票は辺野古側の埋め立ての賛否を問うたものであった。辺野古移設を問うたものではなかった。県民投票で問題にした埋め立ては終わった。埋め立て反対の民意は埋め立てによって終わった。県民投票の民意は終了したのである。県民投票を根拠に移設反対が民意というのは嘘である。


 大浦湾側の埋め立て工事が始まった。辺野古と同じように埋め立ては確実に進む。阻止されることは絶対にない。
 日本は議会制民主主義国家である。国民が選んだ政府の民主主義ルールに則って大浦湾軟弱地盤の埋め立ては進む。民主主義のルールを破ったデニー知事の埋め立て阻止は破綻するだけだ。


 沖縄は日本の地方自治体として議会制民主主義体制にあるが「内なる民主主義」がない。残念である。