hijaiのブログ

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連合に支持されない日本共産党は真の共産党ではない

連合に支持されない日本共産党は真の共産党ではない


 連合の芳野友子会長は次期衆院選を巡り、共産党と連携する立憲民主党の候補者について「連合としては推薦できないという判断になる」と連合が支持している立憲民主の候補者であっても共産党と連携すれば支持しないと宣言した。これほどまでに連合は共産党を嫌っているのである。労働者の団体である連合が共産党を嫌っているのである。


マルクスの共産党宣言で述べている共産党は労働者を解放する政党であり労働者に支持される政党である。マルクスの共産党宣言で述べているような日本共産党であるならば連合に支持される政党であるはずである。ところが共産党は連合に支持されない奇妙な政党である。日本最大の労働団体である連合は共産党を支持しないのだ。支持しないどころか敵視している。連合に支持されない政党であることはマルクスの共産党宣言で述べている共産党とは性質が違うのが日本共産党であるということである。連合に支持されない共産党は本当の共産党ではない。


連合はなぜ共産党を嫌っているのか。それが分かるヒントは芳野会長が日教組の大会に参加しなかったことにある。
日教組は連合に参加している団体である。芳野会長は日教組大会に招待されていた。連合の会長なのだから参加するのは当然である。しかし、芳野会長は参加しなかった。原因は日教組が公務員団体だったからである。連合は民間労働団体と日教組のような公務員団体が加入している。芳野会長は公務員は民間労働者とは根本的に違うと考えているのだろう。公務員は労働者階級ではないと考えているのだろう。だから、日教組の大会に参加しなかったのである。


共産党を支持している団体は教員や公務員の団体である。民間労働団体はない。連合が共産党を支持しないのは共産党が民間労働者のための政治をしないからである。共産党が民間労働者のための政治をしない原因は旧ソ連にある。
旧ソ連は、米国は労働者を搾取する資本主義国家であると主張し米国と対立した。1962年には旧ソ連がキューバに米国に向けた核ミサイル基地を建設しようとして、米ソ間の緊張が高まり、核戦争寸前まで達したことがある。米国と旧ソ連の対立は強まっていった。旧ソ連によって誕生した日本共産党は旧ソ連を信じ旧ソ連のイデオロギーに埋没していた。だから、反米主義に徹した。親米である自民党とも対立した。日米安保の廃止、米国との断絶、自民党崩壊が共産党の政治方針である。旧社会党の左翼政治家も共産党と同じである。1991年にソ連は崩壊した。しかし、共産党や左翼の政治イデオロギーは変わっていない。今も反米、反自民である。


沖縄は共産党が強い。衆議院選挙の時に小選挙区で共産党が当選したのが唯一沖縄である。県知事は左翼のデニー知事である。
共産党や左翼は沖縄の全ての自衛隊基地と米軍基地を撤去するのを目的にしている。
普天間飛行場の辺野古移設反対、自衛隊の南西諸島基地建設に反対するのは反米反自民だからである。自然保護、反戦平和は反米反自民の本音を隠して、県民の支持を拡大するためである。反米反自民、沖縄の自衛隊基地、米軍基地撤去が沖縄左翼の目指していることである。