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福島処理水放水が立憲民主の左翼を衰退させ、保守を拡大させる

福島処理水放水が立憲民主の左翼を衰退させ、保守を拡大させる


 福島原発処理水放出が始まった。立憲民主の泉代表は「#食べて応援 #買って応援」をハッシュタグして、福島県産の米焼酎を飲む動画とともに投稿した。泉代表は原発処理水は汚染されていない安全な水であると判断し、《福島の美味しい水産物、農作物。そのおともにはやっぱり福島のお酒!》と処理水放出に賛成している。風評被害を防ぐためにイセエビなど福島産の海産物や野を調理し、舌鼓を打つ動画も投稿している。政府には「買い控えによる経済的影響が補償の対象になるのか不明なままです」と経済保障を要求している。
「科学に基づいてしっかり対応しなければいけない」と述べた岡田幹事長も福島で放水する原発水はALPS処理水であることを認めている。


 国会の閉会中審査で立民の長妻昭政調会長は、
処理水海洋放出を受けて日本産水産物の全面禁輸に踏み切った中国で、風評被害につながるような偽の画像や情報が拡散していることに触れ、政府に対抗策の強化を求めた、処理水放出に関するフェイク画像が拡散されていることも指摘し、「国民に『フェイク画像だ』と発信してほしい」と促した。しかし、泉代表、岡田幹事長が処理水と認めているのに、処理水ではなく汚染水であると主張している立憲民主の議員がいる。
 維新の会の足立康史衆院議員は国会で長妻氏の質問の後に、
「立憲民主党の中には、処理水を『汚染水』と言う人がいる。処理された水を汚染水と表現することは、まさに偽情報であり、フェイクではないのか」と述べ、西村康稔経産相の見解をただした。西村は「まったくその通りであります」とした上で「ALPS(アルプス)で処理した水ですので、処理水と言う言い方が正しい。過去に(国会質問で)そういう質問をされた方がおられたので、その場でこちらからただしたこともございます」と述べた。


 立憲民主の原代表は保守系であり、福島処理水は安全であると認めている。しかし、左翼系の議員は「汚染水」と言って「処理水」は危険であり、処理水放水に反対している。
立憲内で「処理水」主張と「汚染水」主張に分かれているのである。
泉代表がすぐにやるべきことは立民全体を処理水と呼ぶか汚染水と呼ぶかの一つに統一することである。そして、放水に賛成か反対かも統一するべきである。ところが泉代表は立民の分裂している主張を放置しているのである。政党の代表としてそれでいいのか。


処理水放出反対の立民議員
・石垣のりこ参院議員は福島・いわきでおこなわれた『海洋放出NO』という集会に参加。『党を代表して』参加したとしたうえで、何度も『汚染水』という言葉を使い、海洋放出を批判した。またXでも《「処理水と呼ばねば不謹慎だ!」という論調こそ、言霊論でしかなく、非科学的だと思います》などと自説を主張している。
・阿部知子・衆院議員は海洋放出に抗議するため来日した韓国の野党議員とともに中止を求める共同声明を発表。Xで『汚染水』という表現を繰り返している。
・元総務大臣の原口一博・衆院議員は「汚染水を処理したと言っているが、これまでの彼らの答弁を踏まえて「処理汚染水」とこれから呼ぶことにする。言葉を抑え込めば、国民は黙るとでも思っているのか?としそうならとても傲慢な態度だ」


 石垣、安倍、原口議員は福島処理水を汚染水と呼び、放出は汚染被害になると立憲民主は福島処理水放出に反対している。
立憲は原代表の保守系は処理水放出に賛成しているが、石垣議員たち左翼系は放出に反対している。処理水を汚染水と呼び、放水に反対している議員が居るのに風評被害対策を政府がやっていないと批判するのは矛盾している。立憲の矛盾を維新の足立議員は皮肉ったのである。足立議員だけでない。市民も皮肉っている。
泉代表は「#食べて応援 #買って応援」のハッシュタグに対して
・その前に汚染水と風評被害を煽っている立憲民主党議員をどうにかしてくれ
・いいねって言いたいが“石垣のりこ”をなんとかせい
・石垣や阿部を制御せずにパフォーマンスに力を入れても説得力ゼロ


と左翼を放置している泉代表を批判するコメントが多い。保守と左翼が同居している立憲民主の矛盾を多くの国民が分かってきたのだ。


 福島原発処理水問題は放出した処理水の汚染濃度の問題である。毎日海水を検査して濃度を調査するだけである。検査結果を国民に毎日報せるから海水が安全であるかどうかを国民は理解することが分かる。科学的であり単純で分かりやすいのが処理水の放水問題だ。
海水が安全であることを毎日発表すれば左翼の「汚染水」を信じている国民であっても次第に「汚染水」が嘘であることを知るようになるだろう。立民の左翼の支持はどんどん下がっていくのは確実である。左翼が「汚染水」を主張し、処理水の放出に反対し続けるなら立民の支持率も確実に下がる。泉代表は立民の支持を維持するために左翼の「汚染水」を押さえて「処理水」に統一しなければならない事態に追い詰められることは確実である。泉代表が処理水に統一しようとすれば左翼との対立が熾烈になる。処理水であると認める国民が圧倒的になるから泉代表が左翼に勝つことは確実である。処理水に妥協する左翼と汚染水に固執する左翼に分裂するのは確実である。汚染水に固執する左翼は立民を離党しなければならない。一年以内には保守と左翼の対立に左翼の敗北で決着がつくと予想している。


汚染水の処理水放水は共産党、社民、立憲左翼の左翼の支持率を確実に大きく下げる。
自民党の政策全てに反対するという左翼のイデオロギーがこれほどまでに国民の反発を招いたことはない。
左翼の化けの皮がどんどん剥がれていく。それが福島原発処理水の放水である。