hijaiのブログ

沖縄、日本、世界の情勢や芸術について自由に意見するぞー

辺野古移設阻止運動の全てが敗北するのは最初から決まっていた

辺野古移設阻止運動の全てが敗北するのは最初から決まっていた


 2006年に島袋吉和名護市長はⅤ字型滑走路にする条件で普天間飛行場の辺野古移設を政府と合意した。それから7年後の2013年に仲井真弘多県知事は政府が提出したキャンプ・シュワブ沿岸の埋め立て申請を承認した。
県民が選出した県知事と名護市民が選出した名護市長が辺野古移設に合意したのである。政府が辺野古埋め立て工事を進めたのは県知事と名護市長の合意があったからである。その後の埋め立て反対は議会制民主主義のルールに反するものである。日本の地方自治体である沖縄県に嘘や違法行為が通用するはずがない。
 反対運動の根拠にしたのが、
「埋め立てすれば辺野古の海が汚染され、サンゴは死滅し、ジュゴンと魚は棲めなくなる」
という嘘であった。嘘を県民に信じさせて辺野古移設反対運動を展開していった。嘘を信じた県民は70%以上が埋め立て反対票を入れた。しかし、嘘は埋め立て工事が進むにつれてばれていった。埋め立てても辺野古の海は汚染されなかったのである。


辺野古基地建設反対運動は基地建設の阻止運動から始まったが、嘘が明らかになるにつれて反対運動に参加する県民は減っていった。参加者が減っていったので阻止運動を目的にすることが困難になり、基地建設を遅らせる運動に変わっていった。
遅らす運動は阻止を放棄した運動である。つまり、基地建設を容認した運動である。反対運動参加者が激減したために遅らす運動も難しくなってきた。現在は防衛局の埋め立て計画には違法性があると、防衛局の違法を主張する運動に変わってきている。


防衛局の違法を主張する運動
 設計変更申請が承認されていない現状では、防衛局は辺野古側に土砂を仮置きせてはならないと主張し、 毅然とした対応をするように基地建設反対派は県に要求している。また、南部の土砂採取計画の違法性を指摘して計画を撤回するように県や国に陳情している。
辺野古側への埋立工事は7月中にも終了するにもかかわらず、防衛局は、新たな埋立工事を発注したが、変更申請が未だ承認されていない現状で着手すれば、違法工事であると指摘している。


 辺野古基地建設反対運動が、現在は国に法律を守らせる運動になっているのである。国が法律を守って辺野古基地建設をするのを要求するということは基地建設に賛成しているということである。法を守って建設工事をやれと主張するということは建設に反対とは主張できないということになる。つまり、移設に賛成しているということになる。



辺野古基地建設反対運動は違法行為の連続であった。県民大会をキャンプ・シュワブの国道沿いでやった。国道で県民大会をやるのは考えられないことである。県民大会をやるなら運動場などの広場でやるのが常識である。ところが国道でやったのである。


座り込みのテントも国道沿いに建てた。明らかに違法である。






テント村も違法である。





 辺野古区の南側の海岸の被害を防ぐために護岸工事をやった。土台がコンクリートでしっかりしているので辺野古基地建設反対派はテントを建て、テント村と呼んだ。辺野古基地建設場所からは遠く離れている場所で
ある。辺野古区の人々はテントに猛反対した。しかし、辺野古区の要求を無視して建てたのがテント村である。
 違法行為が当たり前である辺野古基地建設反対運動が国に「法律を守れ」の運動になったのである。もう、辺野古基地建設反対運動は消滅したに等しい。


嘘を根拠に始まった辺野古基地建設反対運動が消滅するのは最初から決まっていたのである。


県政は埋め立て工事を阻止するために裁判闘争もやった。


普天間飛行場の移設先となっている名護市辺野古での軟弱地盤の改良工事をめぐり、工事を承認しない県に対して国が行った是正の指示が違法かどうかが争われた裁判で、県の敗訴が確定した。県の敗訴に驚くことはない。敗訴するのは最初から決まっていた。県は負けることを知っていながら訴訟をしたのである。


移設反対を掲げて県知事に当選した翁長前知事とデニー知事は政府の埋め立て工事に反対して訴訟を起こした。訴訟を起こしたのは辺野古移設を止めたいという政治的な理由からであった。すでに政治決着がついている辺野古移設に反対する訴訟をしても敗北するのは裁判が始まる前決まっている。
政府は辺野古移設について名護市長と合意した。辺野古埋め立ては県知事と合意した。埋め立て工事は公有水面埋立法に則って進めた。政府は埋め立ての手続きに則って県に要請した。政府の要請は法律に則ったものであり、県が反対する根拠はない。反対することができないのに反対したので裁判になったのである。県が裁判に負けるのは100%決まっていた。
辺野古移設に関して、県と国が争った裁判は13件ある。6件で県の敗訴が確定し、4件は和解が成立するか、県が訴えを取り下げた。つまり県は1度も国に勝っていない。当然である。今回の判決が確定すれば7番目の敗訴となる。敗訴することを知っていながら県は裁判をする。裁判になるのは原因は辺野古移設反対を選挙公約にして県知事になったからである。
辺野古移設阻止を公約にしているから翁長知事、デニー知事は辺野古移設に反対するが民意であると考え、移設反対に徹しているのである。
13件目の裁判に敗訴したデニー知事は、
「私が辺野古新基地建設に反対をするという思いはいささかも変わりません」と述べている。デニー知事にとっては裁判の勝敗ではなく、阻止を理由に舌裁判をすることに意義があるのである。だから、法に則った政府の要求をはねつけた裁判に全て敗退するのである。
辺野古の海が汚染されるは嘘。政府との裁判闘争は全敗。移設反対運動の敗北。埋め立て工事の順法運動=辺野古埋め立て容認が現在の辺野古移設反対運動の実態である。
嘘と違法だらけの辺野古移設反対運動が敗北するのは当然である。


2015年に「捻じ曲げられた辺野古の真実」を出版した。真実を捻じ曲げていたのは移設反対派である。8年間で反対派の嘘は現実によって吹き飛ばされて捻じ曲げられていない辺野古の真実が現実になっていった。
日本が議会制民主主義国家であり、三権分立がしっかりと実施されている国であることを実感した8年間であった。それにしても憶縄の保守は駄目だね。左翼に丸め込まれ左翼の代理人になってしまう。