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立憲民主の内部分裂は深まっていく 維新の会は立憲民主と決別

立憲民主の内部分裂は深まっていく 維新の会は立憲民主と決別


 維新の会と立憲民主党は勉強会を開き、共同で法案提出するなどして協力関係にあった。しかし、現在は違う。対立している。


防衛費財源確保法案の採決を阻止するために鈴木俊一財務相の不信任決議案を立憲が提出したのに対して、維新の馬場伸幸代表は「立民が昭和の政治に戻った。非常に生き生きして、国会審議を妨害している」と皮肉ってから、「不信任は否決されるのは確実であり貴重な国会審議を無駄な時間に使うだけであると馬場代表は立憲民主を批判した。


憲法改正に反対する立憲民主は憲法論議の日程を遅らした。立憲民主の遅延工作に怒った馬場代表は「立憲民主党をまず、たたき潰す。(立憲民主は)国会議員としての責務が分かっていない。国会で遅延工作をする先祖返りを起こしている。本当に国家国民のために、この方々は必要なのか」と激しく批判し。立憲民主との決別を宣言した。
鈴木俊務相の不信任決議案、憲法論議の遅延工作は国会審議を阻害するものである。国家国民のためにはしてはならないことをする立憲民主を馬場代表は「叩き潰す」と宣言したのである。


維新の会は入管法改正案とLGBT理解増進法案は立憲民主が提出した法案に反対し、自民の提出した法案に賛成した。そして、立憲が提出した内閣不信任案にも反対した。維新の会は立憲民主と決別したのだ。維新の会が立憲と選挙共闘することはない。
泉代表も維新の会の立憲批判に対抗して反論し、維新との共闘はしないと宣言した。
これからの野党は維新の会、国民民主と立憲民主、共産党に分かれた状態になり、その状態が固定するだろう。


立憲は保守と左翼が合流した政党である。保守と左翼は主張の違いがある。泉代表は保守と左翼の板挟み状態であり、方針がいつも揺れている。
泉代表は維新や共産党とは共闘しないで立憲単独で選挙を闘うと宣言していたが、小沢一郎衆院議員らは、「野党候補の一本化で政権交代を実現する有志の会」を設立し、他党との共闘を主張した。立民所属の衆院議員96人のうち50人超が参加の意思を示したと小沢氏は明らかにした。他党と選挙協力をしないと宣言した泉代表に対する圧力である。すると立とうとは共闘しないと宣言していた泉代表は共産党との共闘を言うようになった。揺れ続けている泉代表である。
共産党は共闘を望んでいるから共産党との共闘はできるだろう。しかし、それが立憲民主にプラスになるとは考えられない。
共産党は二人のベテラン党員を除名したので独裁主義だと批判されて、支持率は急落している。共産党と共闘すれば立憲も独裁だと思われ、支持率は落ちる可能性が高い。立憲を支持している連合は共産党を嫌っている。共産党との共闘には反対である。


立憲民主の内部は揺れに揺れている。このことをマスコミは正確に把握していない。