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「サル」発言の立民左派との対立で 維新の妥協はない

「サル」発言の立民左派との対立で 維新の妥協はない


 維新は小西氏の正式な謝罪を求め、応じるまで共闘を凍結すると宣言した。
 維新の馬場伸幸代表は衆院憲法審幹事会で「本当に申し訳ない気持ちがあるのか。むしろ『ない』と判断している」と断じ、衆院の幹事会での小西氏の謝罪と説明を立民に要求した。馬場代表は「信頼関係は完全に損なわれた。問題が解決しない限り、協調は当面凍結する」と表明した。維新は小西議員を筆頭幹事更迭しただけでは甘すぎる。誠意が足りないと思っている。小西議員を参院憲法審委員を辞めさせない限り維新は納得しないだろう。
 憲法改正は自民党より維新の会が熱心である。
早期の憲法改正を目指し、憲法審の毎週開催をけん引してきた自負が維新にはある。「サル」発言は自民党だけでなく維新にも向けられていると受け止めている。
立憲民主は保守系の泉氏が代表である。しかし、左翼が強い。だから、泉代表は左派である小西議員に厳しい対応ができない。「(岡田克也)幹事長のところで党の規約に基づいて考えている」と述べ、明言を避けた。泉代表は代表としての指導力が弱い。立憲民主で小西議員を厳しく処分することはできないだろう。
 維新の会は徹底して闘う。維新が納得する処分をしない限り立民との協調凍結は続くだろう。「サル」発言は維新の会と立憲左派の闘いになった。維新の会が妥協することはない。
 維新の会の前の党名は維新の党であった。ゆいの党との合併を進めていたが政治路線で対立した。政治路線を重視する橋下知事を中心とする大阪の政治家たちは維新の党を脱退して大阪維新の会を設立した。維新の会の再出発であった。たとえ少数になっても政治姿勢を貫くのが維新の会である。
 「サル」発言は立憲民主の支持票を下げると同時に左派の勢力を弱体化させるだけである。