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那覇市以外の民意は辺野古移設容認だったのに那覇市によって反対が民意になった

那覇市以外の民意は辺野古移設容認だったのに那覇市によって反対が民意になった  


沖縄の参議院選は
伊波洋一氏(70)27万4235票
古謝玄太氏(38)27万1347票
であった。
わずか2888票の得票差で伊波氏が当選した。2888票差がついたのは那覇市が原因である。那覇市では、伊波氏の票が古謝氏の票を3230票上回った。と言うことは那覇市以外の得票では342票古謝氏が上回っていたのである。伊波氏は那覇で逆転したのだ。つまり、那覇市以外の県の民意は辺野古移設容認ということになる。
参院選の結果から見れば辺野古移設の賛否は五分五分になったといった方が正しいだろう。反対派が伊波氏の当選を理由に移設反対が民意というなら、市町村別の投票数を根拠に那覇市以外は移設反対であると反論すればいい。


6年前の参議院選の伊波洋一氏の得票は35万6355票だった。今回の参院選では8万2120票も減った。伊波氏の支持票は激減したのである。


自民党の古謝候補は沖縄で政治活動をしたことがない無名の新人である。無名の新人が辺野古移設容認を宣言して立候補したのだ。移設反対が民意であるのだから当選するのは困難だ。困難だと知りながら古謝氏はあえて辺野古移設賛成を公約にして立候補した。古謝候補は自民党本部が送り込んだ刺客なのだ。当選が目的ではない。辺野古移設賛成をはっきりと選挙公約するためだ。自民党県連は辺野古移設に賛成でもなければ反対でもないという中途半端な方針である。そんな自民党県連に移設容認をさせるために自民党本部が送り込んだ刺客が古謝氏である。自民党本部は選挙に勝つことより自民党県連が辺野古移設に明確に賛成することを強要してきたのである。古謝氏は自民党県連への刺客であった。


伊波氏は無名の立候補に8万2120票も減らして接戦になった。左翼が頼みとしてきた辺野古反対の神通力は消えた。そのことを自民党県連は感じただろう。自民党県連は辺野古移設賛成を公言して知事選を闘っていくだろう。