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憲法改正を認める保守が3分の2になった 共産党・左翼の衰退は止まらない

憲法改正を認める保守が3分の2になった 共産党・左翼の衰退は止まらない  


「憲法改正の議員が衆参で3分の2以上になった時に共産党、左翼の消滅への一日がはじまる」
7月7日のブログの最後の文章である。
10日に参議院選挙があった。自民は8議席増え維新も6議席増えた。公民、国民は2議席減らしたが4党では10議席増えた。4党で3分の2を超える議席になった。憲法改正が可能になったのである。今日から共産党、左翼の消滅への始まりである。といっても国民投票するまでに2カ年近くかかるだろうし、憲法で自衛隊が認められてからの共産党、左翼の消滅であるから消滅がはっきりするのは4、5年後である。またまだ先のことである。


今回の参議院選の結果を検討してみよう。
自民119(+8)と自民党だけで過半数を超えた。公明党27(‐Ⅰ)とⅠ議席減ったが与党は安定多数になった。注目するのは与党の安定多数ではない。憲法改正に賛成の議員が3分の2を超えるか否かである。与党だけでは3分の2を超えることはできない。超えるためには野党で憲法改正に賛成である維新の会と国民民主の議席が必要である。選挙で維新は21(+6)となり、国民民主は2議席減ったが、維新、国民を合わせると3分の2を超えた。これで憲法改正に大きく前進した。


自民8議席、維新6議席増えた。保守は全体で10議席増えた。。保守は議席が増えた一方で左翼は減った。
立憲は6議席、共産党は2議席減らしている。保守は10議席増え、左翼は8議席減ったのが今回の参議院選挙である。共産党と左翼の衰退は明白である。
れいわ⒊、N党Ⅰ、参政Ⅰ議席増えたが、三党の議席は立憲や共産党の議席を奪ったのであり、与党の議席を奪ったものではない。野党は政党が増え、新野党の議席は増えたが野党全体の議席は増えなかった。原因は共産党、立憲民主が議席を減らしたからである。議席を減らしたということは国民の支持を失ったということである。なぜ、共産党、立憲民主は国民の支持を失っているか。国民の望む政治と共産党、立憲民主の政策とは何が違うのかを問題にするべきである。共産党、立憲民主が国民の望む政治をしない政党であることを明らかにし、国民の望む政治を提示するのが重要な課題である。しかし、共産党、立憲民主が国民に支持されない原因を解明しようとしないのがマスコミ、ジャーナリスト、学者たちである。


中林美恵子早稲田大教授は今回の参議院の結果に対して 「野党がバラバラだった、これで勝てるわけがない」と敗因の原因は野党がバラバラであると指摘している。バラバラであってもそれぞれの政党が国民の指示する政策を掲げていればそれぞれの政党の議席は増えたはずである。実際野党である維新は6議席増やしている。バラバラであることが敗因の原因とはいえない。
バラバラであってもそれぞれの政党が国民に支持されていたら野党全体で過半数の議席になる可能性はあるのだ。もし、野党全体で過半数を超えれば共闘して与党になることができる。欧州では複数の政党が共闘して与党になっている。参院選で野党がバラバラだったから敗北したという中林教授の判断は間違っている。中林教授はバラバラのままでは自民党に勝てるわけがない。このままでは、いつまでたっても野党は野党のままであると述べているがバラバラだから野党のままであるとは言えない。国民に支持されないから与党になれないのだ。
中林教授はバラバラだから自民党に勝てないと述べているがバラバラである原因を説明していない。専門家なら原因を解明し説明するべきである。


中林教授は米上院予算委員会補佐官を経て、2009~12年に民主党の衆院議員であった。中林教授は米国の二大政党を体験している。であるなら中林教授は米国の政党と日本の野党の違いに注目して違いを解明するべきである。米国では日本の野党のようにバラバラにならない。米国の政治家であった中林教授は野党のバラバラの原因を解明し、バラバラにならない野党づくりをアドバイスするべきである。しかし、やらない。
バラバラであるのは偶然ではない。必然である。バラバラの原因は共産党と左翼にある。
共産党と旧社会党は同じ左翼であったが共闘はしなかった。それが今も続いている。同じ左翼でありながらイデオロギーが違うからである。野党がバラバラである原因の第一は共産党と立憲民主内の左翼の対立にある。共産党と旧社会党の左翼の対立は今もつづいているのだ。そして、野党がバラバラである第二の原因は共産党と左翼が維新の会を右翼と決めつけて敵対視していることにある。野党がバラバラであるのは左翼同士の対立、左翼の保守への敵対視が原因である。専門家はこのようなことに目を向け日本政治の正常化のために野党批判を展開するべきである。
バラバラな野党の中で着実に国民の支持を増しているのが維新の会である。共産党、左翼の衰退と保守維新の会の拡大がこれからの野党の流れである。