hijaiのブログ

沖縄、日本、世界の情勢や芸術について自由に意見するぞー

馬毛島基地建設容認が多数を明らかにした八板市長リコール運動

馬毛島基地建設容認が多数を明らかにした八板市長リコール運動


鹿児島県西之表市八板俊輔市長の解職請求(リコール)署名は688人分であった。リコールが成立するには西之表市の人口の3分の1である4109人の有効署名が必要である。必要署名の16、7%しかなかった。
 西之表市には無人島馬毛島がある。政府は馬毛島への自衛隊基地建設と米軍機訓練移転計画があり、八板市長は馬毛島の基地建設を容認した。容認に反対の市民が八板市長のリコール署名運動をやったのである。その結果、リコールは成立しなかった。
 今までのマスメディアの報道ではリコールの成立は確実であるような印象であった。
 「馬毛島への米軍施設に反対する市民・団体連絡会」は抗議集会を繰り返し、反対運動は市民にひろがっている印象を与えていた。市民・団体連絡会の集会には日本共産党の田村貴昭衆院議員が参加し、連帯あいさつをした。立憲民主党や社民党の国会議員らも参加した
 共産党の田村議員は、米国は馬毛島を含めた南西諸島にミサイル部隊を分散させ、中国に対抗する戦略であると指摘して、
「戦争が起これば標的になるのは馬毛島を含めた南西諸島だ。島の未来がかかっており、私も頑張り抜きたい。全国で運動と世論を広げていこう」
と演説した。
「辺野古に新基地を建設すれば、有事になるとミサイル攻撃される」と志位委員長が辺野古で指摘したことと同じことを田村議員は西之表市で述べたのである。
 共産党は有事になれば全国の米軍基地、自衛隊基地がミサイル攻撃されるということを主張し続けている。
沖縄では沖縄の基地だけがミサイル攻撃され戦場になると主張しているが、実は全国の基地が攻撃されると主張しているのである。リコール署名はリコールできる⒊分の1にほど遠いわずか688人分であった。多くの市民が基地建設を容認しているということだ。共産党のデマは通用しない。


 馬毛島基地反対派のリコール運動とキャンプ・シュワブの辺野古移設反対運動がダブって見える。二つとも共産党、社民党に立憲民党の左翼系の野党政党が中心とする運動である。そして、賛同者が少ない。
 基地建設を西之表市、宜野湾市、名護市の3市長は容認している。基地建設容認の市民が増加しているのだ。基地があればミサイル攻撃されるというデマに騙されない市民が増えているということだ。