hijaiのブログ

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長崎3区補選を保守対左翼の戦いとして認識できないマスメディア

長崎3区補選を保守対左翼の戦いとして認識できないマスメディア



西日本新聞が衆院長崎3区補選で自民党は立候補出を出さないで、維新と立憲が立候補を出したことを「異例の野党同士の戦い」と書いている。西日本新聞は維新と立憲を野党とだけ見て、維新と立憲の選挙戦を野党同士の異例な戦いとみなしているのである。マスメディアは与党対野党の視点が中心であり、維新と立憲は野党であり野党同士の対立は異例に見えるのだ。単純な考えである。


 維新は保守であり、立憲は共産党と連帯する左翼である。維新は共産党と敵対する保守である。維新と立憲は基本政策が違う。表を見れば分かる。
 維新は改憲、原発、安保法制に賛成である。立憲は改憲、安保を▲としている。しかし、×の共産、れいわと連帯しているのだから反対とみるべきである。


衆院長崎3区補選は野党同士の闘いというより保守と左翼の戦いとみるべきである。裏金問題では維新と立憲の主張は同じである。しかし、憲法改正では立憲は反対している。改正しないように憲法改正協議会引き延ばし戦術を展開している。立憲を批判し、協議会を進めようとしているのが維新である。維新と立憲の闘いが国会でも展開しているのだ。


衆院長崎3区補選は単なる野党同士の闘いではない。維新と立憲の保守対左翼の戦いである。

維新の会が55年に体制に属さない新しい政党であることを誰も気づいていない

維新の会が55年に体制に属さない新しい政党であることを誰も気づいていない


 55年体制は、日本において、与党第1党である自由民主党が国政選挙で単独過半数を占め続けることで政権を維持し、野党第1党の日本社会党とその他非自社政党の合計で3分の1を占め、憲法改正と再軍備を阻止していた体制のことである。1955年に自民党・社会党の2対1の構図が成立したためこう呼ばれる。   
ウィキペディア
 憲法改正に反対するのは社会党・共産党・公明党であり、3党を合わせれば3分の1以上であった。だから、憲法改正はできなかった。しかし、自民党は与党であり続けた。55年体制の流れは自民・公明・立憲・国民・共産で現在も続いている。55年体制に属さないのが維新の会である。維新の会だけは55年体制をつくった自民党と社会党の影響を受けていない。55年体制では自民党が与党であり続け、憲法改正はできない。しかし、維新の登場で憲法改正ができる状態になった。自民、維新、国民で3分の2以上になったのだ。そして、憲法改正に積極的であるのは自民党よりも維新である。憲法改正に反対している立憲の圧力に屈しているのが自民党であり、立憲を批判し対抗しているのが維新である。
 野党は維新、国民と立憲、共産、れいわが対立しているから立憲が政権交代できないのは確実である。総選挙で注目すべきは維新対立憲の議席争いである。もし、維新が立憲以上の議席を確保すれば立憲を中心とした左翼の衰退が確実になる。これこそが55年体制の終焉である。

衆議院3補欠選挙で興味あるのは東京、長崎の維新と立民の得票

衆議院3補欠選挙で興味あるのは東京、長崎の維新と立民の得票


東京15区、島根1区、長崎3区の3つの補欠選挙が3日後に行われる。マスメディアは3補選の結果が総選挙につながると予測している。立憲民主の候補が有利であり、政権交代を予想しているマスメディアが多い。マスメディアが政権交代を予想することができるのは保守と左翼を区別していないからである。マスメディアのいう政権交代は立憲民主を中心とした野党が過半数の議席を獲得して与党になることである。立憲と連帯するのは共産、社民、れいわの左翼政党である。保守の維新、国民は連帯しない。立憲中心の4党が過半数になるのは不可能である。だから、立憲が政権交代をすることはない。3補欠選挙は政権交代の予測にならない。
興味があるのは東京と長崎の維新と立憲の得票である。それは総選挙の得票のさんこうになるからだ。総選挙で維新が立憲より多数の議席を確保してほしい。